ドメインコントローラーを守れ〜ドメインコントローラー侵害のリスクと対策〜
ドメインコントローラー(DC: Domain Controller)は、組織内のITインフラストラクチャの中核を担い、ユーザーとコンピュータの認証、
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サイバーセキュリティコンサルタント。三菱UFJ銀行で12年間サイバーセキュリティに従事し、2022年4月にフリーランスとして独立。現在はサイバーセキュリティに関するコンサルティングやアドバイザー業務を行うとともに、国土交通省最高セキュリティアドバイザーや日本シーサート協議会専門委員、⾦融ISAC個⼈賛助会員として活動している。
ドメインコントローラー(DC: Domain Controller)は、組織内のITインフラストラクチャの中核を担い、ユーザーとコンピュータの認証、
Exploit Prediction Scoring System(EPSS)は、2021年1月に全世界のCSIRT連携組織であるFIRSTによって提供が開始された取り組みで、
今年の6月から、特に8月以降、VPN機器やネットワーク機器の深刻な脆弱性の公表が続いています。既に対応を完了されていると思いますが、万一、対応未済のものがあれば即座に対応してください。
OSやミドルウェア等の脆弱性は、毎日のように公表されています。その数は年に数万件に上り、全てに対応することは不可能です。
前回の記事ではサプライチェーンにおけるサイバーセキュリティリスクの類型とその中から「サイバー攻撃によるサプライチェーンの滞留」について説明しました。今回はそれ以外の類型を見ていきましょう。
ここ数年、国内においてもサイバー攻撃の被害が頻発しており、企業・組織におけるサイバーセキュリティ対策の強化が求められていますが、
前回の記事でOSやミドルウェア等の脆弱性対策について、全ての企業・組織が行うべき対策としてSSL-VPN機器やWebサイト・Webサービスにおける対策を記載しましたが、
先月の記事でクラウドからの情報流出やクラウドへのサイバー攻撃の要因としてIaaS(Infrastructure as a Service)における設定不備をあげ、