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こんにちは。GRCプラットフォーム部の徳永です。
先日(1/11)2022年度のグローバルリスクレポートのプレス発表がありました。取り急ぎトピックス的なところをかいつまんでご紹介します。
詳細については追ってレポートが発表されると思いますので、そちらをリファレンスいただけますと幸いです。また、私が直感的に日本語へ翻訳しておりますので細かい点についてはご容赦ください。
※グローバルリスクレポートとは
毎年世界経済フォーラムに合わせて発表される、世界の経営者やリーダーへのアンケートに基づくリスクマップです。グローバルでの傾向や変化を把握することに役立ちます。
昨年のリスクレポートでは、新型コロナウイルス感染症の流行拡大期だったこともあり、「感染症リスク」そのものへの評価が大きくなっていました。今年のレポートでは「生活手段の喪失(生計を立てられない)」「メンタルヘルス」「社会的結びつきの喪失」といったものが上位に来ているようです。
新型コロナウイルスによる社会の変化により生じている、社会的な不適合や分断などが短期的な重大リスクとして考えられているようです。
中長期での評価では、温暖化対策の取り組み失敗を始めとした、グリーンに色分けされたリスクが多かったように思います。これらのリスクは短期的な対策では解決ができないため、継続的な注視と国際的な取り組みが必要なのは言うまでもありません。
温暖化と並んでGeopolitical(地政学的)という単語が飛び交っていました。以前は大量破壊兵器の使用などが上位に来ていましたが、もう少しローカルな規模での紛争やテロなどに引き続き懸念を感じている企業やリーダーが多いのかと思います。
グローバルリスクレポートで挙げられているリスクは、個々の企業で取り組むには大きすぎるものがほとんどですが、そこからブレークダウンして自社で影響を受けそうなリスクや、必要な対応策を検討するのに有用な情報が多くあります。
これを機に自社のリスク洗い出しや対応策と残存リスクの見直しを行ってみてはいかがでしょうか。
GRCSによるブログ記事です。