Check Point の Data Group Manager である Omer Dembinsky は、リモートワークやリモート学習への移行から生じるセキュリティ・ギャップに、脅威アクターたちが狙いを定めていると見ている。彼は、「ランサムウェアのエコシステムは、法執行を回避するために形成された、より小規模で機敏な犯罪グループへと、進化と成長を続けている」と主張している。
Dembinsky は、「さらにハッカーたちは、Slack/Teams/OneDrive/Google Drive などのビジネス・コラボレーション・ツールを標的とし、フィッシング詐欺を仕掛けるなど、その標的を広げつつある。したがって、大半の組織の従業員がリモートワークを続けていることを考えると、機密データの豊富なソースが狙われていることになる。また、ChatGPT のような AI ツールにより、悪意のコードや電子メールを迅速かつ容易に生成される。したがって、2023年においても、引き続き攻撃が急増していくと予測される」と指摘している。