
こんにちは。クラウドサービス部の徳永です。
おかげさまで弊社も関西方面にお客様が増えてまいりました。
公開しているオフィスは東京のみですが、実はコンサルタントや営業は何名か大阪にもおりまして、案件によっては直接対応をさせていただいております。
さて、私も商談やらセミナーやらで月に1−2回大阪にお伺いさせていただいております。
実は大学時代に過ごした地でもあり、実家も近いため「行く」のか「帰る」のか
微妙なところですが、私のように定期的に往復をされている方は少なくないと思います。
少し古いデータですが、年間延べ1億5000万人が移動しているとか。
プロ野球選手やJリーガーは年間数十回は移動しているでしょうし、毎週ご移動の単身赴任の方も数万人?都市伝説ですが吉本の某芸人さんが、漫才ブーム最盛期は1日2往復半していたという逸話もあります。
具体的な移動手段を考えてみるに、ビジネスの世界で考えると移動手段は「新幹線」か「飛行機」の2択と思います。
シェアはだいたい85:15くらいで推移しているのことです。
ビジネスチケットですと、価格もあまり変わりませんし、ルート検索でもほぼ所要時間の差がありませんので、純粋にそれ以外の部分で新幹線の方が便利という判断でしょうか。
ただ、何の裏づけもないのですが、年間の移動回数が多い方ほど、飛行機を選択する割合が高いような気がしています。
そこで、エンタープライズリスク管理(ERM)におけるアセスメント的な観点から、幾つかのリスクを洗い出して移動手段を比較してみたいと思います。
発生可能性と影響度は私の独断なので、悪しからず・・・
- 遅延リスク 【発生可能性2 影響の大きさ 3-4(飛行機)】
悪天候や気流など、天候の影響を受けやすい航空機で、ギリギリの時間で予約する人は少ないと思います。
かたや新幹線の遅れはもはや相手に同情されるレベル「新幹線が止まって缶詰に・・・」「それは本当に大変でしたね・・・」なので、ビジネス影響は少なそうです。
何より飛行機には、恐怖の伊丹空港の21時までの着陸制限があり、遅延によりこれを過ぎ関空にダイバートされ南大阪で孤立無援になるケースが散見されます。 - 寝過ごしリスク 【発生可能性1-3 影響の大きさ 1-4(新幹線)】
先日弊社の営業部長、新幹線で新横浜で降りられず東京駅迄寝て行かれました。帰路はともかく、行きでこれをやっては致命的ですよね。
もし飛行機は寝過ごしていたら、CAさんが起こしてくれるはず。
眠ったまま次の空港に行くのはかなり至難の技です。強固なセーフティネットがありますね。 - 連絡付かないリスク 【発生可能性5 影響の大きさ 1(飛行機)】
以前は飛行機では何も連絡手段がなく、精神的に嫌だという営業系の方が多くいました。
しかし、JALもANAもインターネットが使える現在、むしろチャットやメールの時間に当てている方が多くなったようですが、相変わらず携帯での通話は一切できません。
まあ、そもそも連絡が付かない(電話がならない)ので逆に安心して寝られるという方もいますが… - 腰痛リスク 【発生可能性1-2 影響の大きさ 3-5(飛行機・新幹線)】
これ、結構聞きます。実質の着席時間は飛行機1時間強、新幹線2時間半。
2時間半座ってられない、次の日しんどい。いろいろです。
50歳をすぎると飛行機派が多いような?ここまでネガティブなリスクを分析してきましたが、寝坊助の腰痛持ちでない限り少なくとも往路は新幹線が優勢ですね。
ただ、ちょっとリスクの概念を広げて広義のリスク、つまりポジティブなリスクも考えてみましょう。こんなプラスのリスクがあるのでは? - アップグレードされることがある 【発生可能性1-2 影響の大きさ 3(飛行機)】
国際線のように、チェックインと同時にアップグレードということはありませんが、キャンペーン等で予約時に上級シートに無料でアップグレードできる場合がありますよね。
経費精算で勝手にグリーン車に乗ることはできない人にとっては、これってありがたいです。 - 早着するときがある 【発生可能性2 影響の大きさ 1(飛行機)】
めったにないのですが、夜の便などたまに10-15分ほど早く着いたりします。
これって新幹線には絶対ないことです。
行きはともかく、帰りは15分早く帰れると、多少は違ってきますよね? - なんか気分が変わるときがある 【発生可能性3 影響の大きさ 1-5(飛行機・新幹線)】
飛行機の離陸、空から見る富士山や日本アルプス、着陸前の市街地の夜景、結構気分が変わります。
なんか、一仕事終えた感じは飛行機の方があるような?
もちろん新幹線の晩酌「居酒屋のぞみ」で心が洗われる方もいるでしょうね。偶然グリーン車で芸能人に会った!とかも。
このようないろいろな分析をした結果?、私は最近行きは6割新幹線、帰りはほぼ飛行機になりました。
こんな分析はブログでやればいいのですが、企業全体のリスクマネジメントは、ぜひ弊社ERMTをご利用くだいませ。
今日はこの辺で。
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