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ERM コンサルティング
サービス活用事例

全社的リスクマネジメント体制を構築
現状のリスクを可視化し、グループ経営の土台を強化

株式会社TSI ホールディングス 様

株式会社TSI ホールディングスは、日本国内外で幅広いファッションブランドを展開するアパレルグループ企業。「ナノ・ユニバース」をはじめとした多くの人気ブランドを抱え、衣料品の製造・販売を中心に、ライフスタイル提案型のビジネスを展開している。

グループ会社数も多く、ブランドごとに異なる業態・文化を持つ同社のリスクマネジメント担当者にGRCS のERM コンサルティングサービス導入・実施結果について話を伺った。

Problem

課 題

  • リスクの網羅性とインシデント管理が不十分だった
  • 限られたリソースでの全社的対応に限界があった
  • 属人的だったリスク管理を体系化する必要があった

Obtained effect

得られた効果

  • 全社的なERM 体制を構築しリスクを可視化できた
  • 少人数でも運用可能なシンプルで現実的な仕組みを導入
  • 部門だけだったリスク管理意識が全社に広がり浸透
コンサル導入の経緯

経営層の提言をきっかけに
全社一丸となってERM を再構築

近年の経営環境の変化や内部統制への関心の高まりを受け、役員から「リスクマネジメントの底上げ」を求める声が上がった。グループ横断的なリスクの可視化と、対応の一元化が急務である事は事務局である法務コンプライアンス部としても認識していた。
「これまで内製で重点リスクの抽出と対応を実施してきましたが、リスク項目の網羅性やインシデント管理については整備が不十分な状況でした。・・・

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GRCS を選んだ理由

体制の見直しと業種特性への理解

川村氏「GRCS に依頼した理由は、 ” ERM 支援に関する実績とノウハウ ” 、 ” 業種特性と組織構造に応じた柔軟な対応 ” です。具体的には、我々アパレル業界特有の事業スピードや現場の多様性を理解した上でのアプローチが、当社にマッチしていると判断できたからです。」

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株式会社TSI ホールディングス
法務コンプライアンス部
部長 穴澤 彰英 氏

支援内容について

現状の「見直し」と「可視化」からスタート

まず、既存の体制・役割・プロセスを一から洗い出すことから支援が開始された。
具体的には業務実態を把握したうえで、次のステップで再設計を実施した。

  1. ERM 体制の全体設計とロードマップ提示
  2. 部門ヒアリングとギャップ分析
  3. リスク分類・評価のルール設計
  4. インシデント管理の枠組み提案
  5. ERM の運用設計支援(年次プロセスの定義)

「リスク分類や評価等の再設計にあたってはコンサルタントの方から、当社の実態が反映された状態でのたたき台を提示してもらえたので意見も出しやすく社内でも納得がいくまで活発な議論ができたと思います・・・

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株式会社TSI 法務コンプライアンス部 法務課
川村 直哉 氏

苦労した点と成果

少人数体制でも実効性のある運用の実現

川村氏「支援を通じての大きなチャレンジは、少人数(2名)の事務局でも無理なく運用できる仕組みづくりでした。そのため、本プロジェクトではGRCS との協議の上で“作って終わり” ではなく、” 現場の負担を考慮した上でPDCA を回しやすくする” ようなシンプルで現実的な設計になりました・・・

今後の展望

段階的にERM を高度化し、経営の武器へ

株式会社TSI ホールディングスでは、今回の支援を ERM 高度化の第一ステップと位置づけており、今後は ERMT を活用した運用の効率化に加え、リスクデータの蓄積・分析を通じて、経営判断に直結する情報基盤として発展させていくことを視野に入れている。

穴澤氏「GRCS は単なる“コンサルタント” ではなく、私たちの事情や課題感に寄り添い、具体的かつ現実的な解決策を提案してくれました。現場の声をくみ取りつつ経営層にも橋渡しをしていただいたことで、ERMの基盤が整ったと感じています・・・

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CORPORATE PROFILE
logo
会社名
株式会社TSI ホールディングス
業種
アパレル・ファッション
ERM高度化支援コンサルティングサービス

全社的リスクマネジメント体制の構築により、部分最適から全体最適なリスク管理体制を実現し、企業を取り巻くリスクの激しい変化に対応できる仕組みづくりを実現

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