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SNSアカウント~その1~

セキュリティ・エグゼクティブ・ディレクター 中島浩光

 

SNSって皆さんやってらっしゃいますか?というか、やってない方の方が少ないと思うのですが・・・。

今回は、SNSにまつわる雑感を少し書いてみようかと思います。

あ、SNS(Social Network Service)って何?という方はいらっしゃいませんよね?

 

本人?

さて、SNSと一口にいってもFacebooktwitterLINE、等々いろいろあるわけですが、皆さんはSNSのアカウント名というか、プロフィールに本名を登録していますか?

本名で登録している人、ニックネーム/ハンドルネームのようなもので登録している人、プロフィールに名前/呼び名を登録していない人、いろいろいるかと思います。

また、同じ人でもこっちのSNSは本名、あっちのSNSはハンドルネームといったように使うSNSによって使い分けている人もいるかと思います。

多くのSNSにおいては、アカウントの登録は誰でも出来ますし、その時に身分証明書の提示を求められることもありません。

ということは、誰かが「アカウントを登録して、プロフィール欄にあなたの名前を書いておく」ことも実は可能だったりします。しかも、そのSNSにとっては違法な手続きではないため現実世界のあなたの友人が、そのアカウントがあなたのものでないことを確認することはSNS上では出来なかったりします。

同じように、ハンドルネームで登録したアカウントが実はあなたであることを、現実世界のあなたの友人はSNS上では確認できなかったりします。

もしかすると、そのアカウントの裏は人間でない場合もあります。最近ではAISNSに人間っぽく投稿することもあるのですから。

実際には、現実世界の友人と実際に会って確かめればよいわけですが、そうもいかない場合はその人の投稿内容やすでに登録されている友達を周辺情報として「多分、かなりの高い確率でこのアカウントは本人のものだろう」と判断(本人確認?)しているわけです。

 

匿名?

さて、SNSでは本名を登録することなく利用することが可能、つまり「匿名」での利用が可能というわけです。

ということで、匿名(本名ではない)アカウントは沢山あったりします。実際、私にもSNSで繋がっている友人であり、同じ趣味(某アイドルグループのファン)を持っており、その人の本名は知らないけど、SNS上のニックネームは知っており、実際ライブがあると会うことがある人がいますが、ニックネームで呼んでいる人がいます。まあ、同じ趣味を持つ人同士ということもあり、その趣味のイベントでは良く話もするし、どのメンバーが推しかも知っているし、一緒にお酒を飲んでそのアイドルグループのいろんな話をしたりします。でも、私はその人の本名も職業も知りません。でも、そのニックネームの人とはSNS上で連絡できますし、集団の中からそのニックネームの方を識別することはできます。

 

複数アカウント

また、SNSにおいては複数のアカウントを持っている人もいます。例えば、本名のアカウントは持っていて、それとは別に同一SNS上にニックネームのアカウントを持っている人がいます。本名のアカウントの方では、仕事や学校関係の知り合いと交流し、ニックネームのアカウントでは趣味関係の知り合いと交流したり、あまり表に出さない個人的な主義・主張的なものを表現したりする人がいます。まあ、利用規約として一人の個人が複数のアカウントを所有することの可否はそれぞれの利用規約によりますが、SNSの仕様として複数のアカウントが作成可能であることは多いですし、複数のアカウントを作成してどう使い分けるかは、利用者次第、ということになります。

 

SNSの安全?

さて、匿名アカウントや、複数アカウントなどSNSではアカウントに関して、このような実態があるわけです。で、普通に情報発信や交流を行っている分には、このような実態があっても問題はないわけです。

しかし、そうではない事態が発生した時に、アカウントにまつわるセキュリティが非常に重要になってくるのです。が、次回のコラムでは、このアカウントに関するセキュリティに関して、ちょっとだけ掘り下げてみようかと思います。

 


GRCSによるブログ記事です。