CSIRT MT.mss(シーサート エムティ エムエスエス)
「CSIRT MT.mss(シーサート エムティ エムエスエス)」は、企業や組織内における pCSIRT のインシデント対応と脆弱性対応およびその評価と改善を実現するためのクラウドアプリケーションです。
脆弱性メール配信サービスや、独自の脆弱性対策ソリューションを持つ Tenable.vm や Rapid7 InsightVM との連携など、各サービスにも対応しております。
活動の幅がますます広がるCSIRT、効率的に機能していますか?
CSIRTの専門性に特化したインシデント管理ツール「CSIRT MT.mss」導入効果






マルチテナント型インシデント管理ツール「CSIRT MT.mss」とは
「CSIRT MT.mss」は、企業や組織内におけるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)のインシデント対応と脆弱性対応およびその評価と改善を実現するためのマルチテナント型インシデント管理ツールです。SOC運用の自動化・高度化を可能にし、セキュリティ運用の効率化や実効性のある企業内CSIRTの実現に寄与します。
複数組織間でのマルチテナントご利用フロー
サービス提供形態
- 普段お使いのWebブラウザから海外など離れた拠点からも利用可能です。
- 株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するプラットフォームである、「Salesforce App Cloud」上で動作します。
- お客様環境(組織)ごとにデータやユーザは区分され、セキュリティ面も心配はありません。データも日本国内のデータセンターに保管されます。
CSIRT MT.mssと一般的なチケット管理ツールとの比
CSIRT MT.mss | 一般的なチケット管理ツール | |
---|---|---|
特徴 | 比較的少人数で運用でき、専門的な内容の情報共有に特化したサービス | 情報の幅が広く、プロジェクトメンバーが多いほど導入効果が大きい |
導入形態 | クラウドサービス | アプリケーション、システム開発・運用全般に向けた「OSSパッケージ製品」 |
実装機能 | インシデント対応と脆弱性への対応機能、可視化機能 | チケット管理全般の機能、可視化機能 |
業務範囲 | 他部門、子会社等とのメールベースのやり取りが中心の業務 | プロジェクトチーム内での利用で、チケットベースのやり取りが中心の業務 |
専任の担当者の有無 | ツールに専任の担当者(エンジニア)は必要無し | 専任の担当者(エンジニア)の配置が必要 |
開発目的 | セキュリティ管理専門 (セキュリティインシデント+脆弱性) |
汎用的なアプリケーション開発・ システム運用など |
サンプル (初期設定) |
○ ガイドライン等に基づくチェックリスト 対応フロー |
△ なし |
初期導入 | ○ テンプレートをもとにカスタマイズ 標準工数小(数人日~) |
△ 初期状態から構築 標準工数中(数人月~ ※) |
設定変更 (運用) |
○ GUIベース テスト環境(Sandbox)も無償提供 |
△ 設定ファイル・スクリプト (製品のノウハウが必須) |
メール連携 | ◎ メールからの取込可能 メールをチケットの紐付けで蓄積可能 |
○ メールからの取込可能 |
可視化 | ◎ レポート・ダッシュボードなど 柔軟に作成可能 |
○ 折れ線・棒グラフ等シンプル ※ |
サポート | ○ ライセンスに含まれる 直接ログインしての調査も可 |
△ OSSのため特になし ※ |
セキュリティなど | ○ IPアドレスの制御可能 バージョンアップも自動 ※ |
△ バージョンアップ作業が必要 (脆弱性対応など) |
関連サービス・各連携サービスのご案内

連携

脆弱性情報日次配信サービス「脆弱性TODAY」は、日々作業が煩雑な脆弱性情報収集を弊社コンサルタントが行い、更に整理し当日午後に配信するサービスです。 国内外のセキュリティ最新情報を毎日、いち早く収集する事によりCSIRTの運用を大きくサポート。また、予め CSIRT MT.mss に登録された情報資産にマッチする脆性性を自動で検知し、初動もスムーズに進めることが可能です。

CSIRT MT.mss 連携サービス
サードパーティのサイバーリスク管理
「Security Scorecard」連携のご案内

「SecurityScorecard」との連携により、リアルタイムのセキュリティスコアやリスク評価データをシームレスに取得し、CSIRT MT.mss 内のインシデント情報と統合することで、企業の正確なリスク判断と迅速な対応を支援します。さらに、CSIRT MT.mss の機能を活用することで、過去のインシデントデータや脅威情報に基づいた分析が可能となり、自社およびサプライチェーン全体のセキュリティ体制を強化し、将来的なリスクを低減するための戦略的な意思決定を行うことができます。
<特長>
- 社外リスク(最新のセキュリティスコア)と社内インシデント情報を統合的に可視化でき、より正確なリスク分析が可能になります。
- 検知された複数のセキュリティインシデントや脆弱性に対して、「SecurityScorecard」のスコアを元に、リスクが高いシステムや組織に関するインシデントを優先して対応するなど、リソースの最適配分や対応の効率化を実現します。
- 機能連携によりデータの照合を自動化し、一元管理のための作業削減と迅速な意思決定に貢献します。
SecurityScorecardは、サプライチェーン攻撃という急速に拡大する脅威に対抗するためにSupply Chain Detection and Response(SCDR)を開発し、組織の防御戦略を革新しました。業界をリードするセキュリティレーティングを基盤とし、SCDRは要素ベースの評価、⾃動化されたリスクアセスメント、独⾃の脅威インテリジェンスを活⽤してサードパーティリスクを継続的に監視し、侵害が発生する前に脅威を排除します。またMAXサービスは、サプライチェーン全体のセキュリティを保護するために当社のサービスパートナーと連携しながら、対応と是正措置を可能にします。さらに、業務レジリエンスの強化、サードパーティリスク管理の向上、リスク集中の軽減を実現します。
SecurityScorecardは、Fortune 100企業の3分の2を含む3,000社以上の組織に信頼され、米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)からも信頼できる情報源として認識されています。Evolution Equity Partners、Silver Lake Partners、Sequoia Capital、GV、NGP、Intel Capital、Riverwood Capitalなど、世界トップクラスの投資家から出資を受けたSecurityScorecardは、ビジネスの継続性を守るエンドツーエンドのサプライチェーン向けサイバーセキュリティを提供しています。詳細は https://jp.securityscorecard.com/ をご覧ください。
各連携サービスでは、脆弱性のスキャン実行後、API連携によって CSIRT MT.mss へ脆弱性情報が提供されます。担当者が CSIRT MT.mss にバッチの適用を報告した後は、再度各連携サービス にてスキャンが実行され、脆弱性が残っていないか確認が行われます。

- Tenable.vm
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Tenable社は独自の脆弱性対策ソリューションの特徴が評価され、世界の政府機関を始め様々な業種の企業や組織で豊富な導入実績があります。
- Rapid7 InsightVM
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Rapid7社は世界中で多数の企業や政府機関にサービスを提供しており、セキュリティ・データ・アナリティクス市場において重要なプレイヤーの1つとされています。
よくあるご質問
- QCSIRT MT.mssはどういう製品ですか。
- A .CSIRTやSOC運用に最適化した、チケット管理と情報共有のためのクラウドアプリケーションです。
- Q導入にあたってすでにSalesforceを利用していることが前提ですか。
- A .いいえ、Salesforceを利用している必要はありません。Salesforceのライセンスも特に必要ありません。
- Q開発元はどちらになりますか。
- A .GRCSの自社開発製品となります。
- QSOC事業者として利用可能でしょうか。
- A .CSIRT MT.mssをご利用ください。複数組織を運営することになりますが、組織毎の設定が可能となります。ホールディングや複数関連会社を事業会社様にもお使い頂けます。
- QCSIRTの体制構築の支援サービスはありますか?
- A .CSIRTの導入支援だけでなく、構築支援のコンサルティングや支援も可能です。お問合せ下さい。
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そのほか、製品に関しての詳しい内容やご質問などお待ちしております。
CSIRT MT.mss
企業や組織内における CSIRT のインシデント対応と脆弱性対応およびその評価と改善を実現