薬剤師転職サイトおすすめランキング比較20選と選び方【保存版】

薬剤師向け転職サイト

多忙な薬剤師の方が転職活動をするなら、効率的に内定獲得を狙えるサービスを利用したいものです。

転職に関するサービスは数多くありますが、なかでも「転職サイト」「転職エージェント」は自宅にいながら求人比較や応募が簡単にできる点でおすすめできます。

ただ、ひとくちに「転職サイト」「転職エージェント」といっても、非常に多くの種類があります。

どの転職サイトを利用すれば良いか分からない

転職サイトごとの使い勝手や口コミ・評判を先に知っておきたい

このように考える人も多いのではないでしょうか。

転職エージェントには、転職希望者なら誰でも利用できる「総合型」と、薬剤師に特化した「特化型」の2種類があります。

いずれもメリットがあるので、両方に登録してうまく使い分けをしたいところです。なかでも、薬剤師の方が同じ薬剤師として転職したり、薬剤師のスキルや知識が役立つ業界に転職したりするなら、特化型の転職サイト・転職エージェントには複数登録しておくと良いでしょう。

【マイナビのプロモーションを含みます】

はじめての登録におすすめ!薬剤師求人業界最大級
  • 高給与(600万円以上)の求人
  • 土日祝休みの求人
  • 18時までの職場の求人

自分のスタイルに合わせて仕事を探すのに最適です

 
サイト名 特徴
ファルマスタッフ 全国に12の拠点を持つ薬剤師の転職支援を20年以上続けている老舗の転職サイト
マイナビ薬剤師 キャリアコンサルタントの顔を直接見ながら相談が可能で希望などを伝えやすい
ヤクジョブ 薬剤師向け求人はほぼ毎日更新されて自分にぴったりの求人が見つかりやすい
ファル・メイト 薬剤師派遣は一部地域を除いて「時給2,800円+交通費全額支給」が最低保証されて好待遇が期待できる
アポプラス薬剤師 1994年から30年以上にわたって薬剤師と職場をつないでいる老舗の転職支援サービス
お仕事ラボ 薬剤師に特化したキャリアコンサルタントがベストの求人を紹介してくれる
ファゲット 実際に就業した薬剤師による就業レビューを参考にしながら求人が探せる
【薬剤師の方向け】おすすめ転職サイト厳選7選比較表

薬剤師が転職活動で利用するのにおすすめの転職サイト

薬剤師が転職活動で利用するのにおすすめの転職サイト

薬剤師の求人を探す際も、薬剤師以外の業界をチェックしたいときも、転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。

転職サイトや転職エージェントでは気になる業界や職種を絞り込むことができるので、自分が気になる業界や職種を絞り込んで効率的に転職先を探せるでしょう。

また、在職時からいつでも登録できて自宅にいながら気軽に検索できる点もメリットです。自分のペースで転職活動ができるので、普段は多忙でプライベートの時間が取りにくい薬剤師でも転職成功を目指せます。

ここでは、薬剤師から他職種、または同じ薬剤師に転職したい方におすすめできる転職サイト・転職エージェントをご紹介します。

ファルマスタッフは求人情報に掲載されていない情報まで教えてくれる

ファルマスタッフ
ファルマスタッフのおすすめポイント
  • 全国に12の拠点を持ち、求人の裏側まで教えてくれる
  • 地域密着の求人が多く、UターンやIターン転職にも活用できる

ファルマスタッフは全国に12の拠点を持ち、薬剤師の転職支援を24年も続けている老舗の転職サイトです。20代や30代に強い薬剤師転職サイトでNo.1になった実績もあり、転職相談満足度は脅威の97.3%にものぼります。

全国に拠点があることから地域密着型の求人を多く取り扱っており、求人に掲載されていない情報も転職者に教えてくれます。職場の雰囲気はもちろん、組織のビジョンや経営者の考えなど、求人票にない情報からも企業の情報を仕入れたい人はファルマスタッフがおすすめです。

またファルマスタッフは転職エージェントであり、必要書類の作成や面接日時の調整、給与や休日の条件交渉まで、ファルマスタッフのキャリアコンサルタントがサポートしてくれます。

またファルマスタッフでは、グループ企業である大手薬局チェーン「日本調剤株式会社」の教育ノウハウを取り入れた教育サービスを提供しています。現場で即戦力として期待される薬剤師になれるようなスキルアップを実現できるでしょう。

サービス名 ファルマスタッフ
運営会社名 株式会社メディカルリソース
資本金 9,300万円
公開求人数
※2024年3月19日時点
50,807件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局病院・クリニック、企業、ドラッグストア、ドラッグストア(調剤あり)、その他
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 【派遣業】派 13-010770 【紹介業】13-ユ-010743

薬剤師転職経験者がファルマスタッフを選んだ理由

ファルマスタッフさんを調べたとき、求人数が多いだけでなく、キャリアコンサルタントさんのサポートが充実していると感じました。求人は公開求人だけでなく非公開求人もたくさん求人数が多くあったので、自分に合う求人が見つかる気がして登録しました。

40代 女性

 

正社員をしていたときに一緒に働いていた派遣さんがファルマスタッフを利用していたことがきっかけです。電話での相談のみという転職エージェントもあると聞きましたが、ここは面談で直接お話しできたのが安心でした。教育にも力を入れている印象で、研修や業務上の相談窓口があるのも信頼感が増します。

30代 女性

ファルマスタッフの良い口コミ・評判

派遣を含めて幅広い選択肢から仕事を探せるのが、ファルマスタッフのメリットだと思います。地方の転職や転居先での仕事探しにも対応してもらえるので、私のように地方へのIターン転職を狙う人にもおすすめです。また高い年収の調剤薬局の求人が多く、面接の同行や同席サービスがあるので安心して利用をすることができました。

40代 女性

 

エージェントの方が派遣先の薬局としっかりコミュニケーションをとっていて、薬局内の雰囲気を把握できているようでした。初めての転職、初めての派遣は不安でいっぱいでしたが、「人間関係がいい職場がいい」という希望を叶えてくださいました。

30代 女性

ファルマスタッフの悪い口コミ・評判

悪い点としては「転職までに時間がかかってしまうこと」でしょうか。私だけかもしれませんが、転職成功までに数ヶ月を要しました。また、応募時のサポートがやや手薄で単発派遣の求人情報が少ないこと、キャリアコンサルタントからの連絡がこないこともありました。希望していない求人が紹介されていることもあり、その点も注意をしないといけないと思います。

40代 女性

 

仕方のないことだと思いますが、エージェントさんの質は個々人によると思います。たった一つしか希望条件をあげていないのに(因みに「月曜以外の平日休みが欲しい」という条件でした)、当たり前のように希望に沿わない求人を提案されたこともありました。事前相談の時点では「この条件なら良い案件があるでしょう」と言っていたのに……。条件に合う求人がないのは仕方ないですが、なんだかなと思ってしまいました。

30代 女性

マイナビ薬剤師はキャリアコンサルタントの顔を見ながら直接やりとりできる

マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師のおすすめポイント
  • キャリアコンサルタントの顔を見ながら希望条件を伝えることができる
  • 薬剤師専任のコンサルタントが求人に掲載されない情報まで用意してくれる

マイナビ薬剤師は転職市場でトップクラスの知名度を持つ「株式会社マイナビ」が提供している転職サイトです。

マイナビ薬剤師が転職者に人気がある理由としては、以下の3つがあります。

  • キャリアコンサルタントの顔を見てやりとりできる
  • 薬剤師専任のコンサルタントのサポートを受けられる
  • 全国に拠点がある

一般的な転職エージェントでは、電話やメールだけでキャリアコンサルタントとやりとりすることも少なくありません。一方のマイナビ薬剤師では、キャリアコンサルタントの顔を直接見ながら相談が可能です。直接話すことで電話やメールでは伝わりにくい、仕事に対する希望や、転職者の隠された強みや弱みをキャリアコンサルタントが把握しやすくなります。

また、マイナビ薬剤師では薬剤師専任のキャリアコンサルタントが全国の病院やドラッグストア、病院・クリニックなどに直接足を運び、採用担当者や薬剤師にヒアリングした情報を転職希望者に教えてくれます。

全国の拠点が14もあり、Uターン転職にも活用できます。引っ越した先の不慣れな場所で転職活動をする際も、サポートしてくれる拠点が身近にあれば安心できるでしょう。

サービス名 マイナビ薬剤師
運営会社名 株式会社マイナビ
資本金 21億210万円
公開求人数 非公開
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、病院・クリニック、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTCのみ)、一般企業(管理薬剤師:商社、卸、メーカー、物流など)、DI、学術、MSL、メディカルライター、品質管理・品質保証・PV・薬事、営業(MR・MS・その他)、その他企業、臨床開発モニター(CRA)、治験コーディネーター(CRC)、臨床開発(QA、QC、DM、統計解析など)
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 厚生労働大臣許可番号:13-ユ-080554

薬剤師転職経験者がマイナビ薬剤師を選んだ理由

よくマイナビ薬剤師の広告を目にするので覚えていました。また大手の求人会社であることから安心感が転職活動前からありました。求人数が多いことから自分の条件にあった求人が見つかると考え、マイナビ薬剤師に登録しました。

30代 女性

 

少しの休養期間を取っていた時に何か暇つぶしにでも資格の勉強をしてみようと思い、勉強をしだしたのが薬剤師の資格でした。無事合格した頃には体調は戻っていて何か役立てたいと思い辿り着いたのがマイナビ薬剤師でした。

20代 男性

マイナビ薬剤師の良い口コミ・評判

10分程度の電話面談で「明日か明後日には紹介できると思う」と言っていたのには驚きました。私は自宅から徒歩か自転車で15分圏内と少し厳しい条件を伝えたのですが、過去にそこまですぐに明言できる求人会社はいませんでした。そして届いた求人は概ね希望通りで満足です。ここまで短時間で求人を紹介できるのはかなりの多くの求人数を取り扱う大手企業ではないとできないと思います。

30代 女性

 

私の希望になるべく近づけるために、親身になって話を聞いてくれました。分からないことや、不安な事があったとしても私が納得出来るよう快く丁寧に答えてくれて、こちらも気持ちよくやり取りができてとても満足です。

20代 男性

マイナビ薬剤師の悪い口コミ・評判

電話に出られないと迷惑レベルでマイナビ薬剤師から電話が来ます。1日4~5回ほどそれも毎日電話が来ます。こちらも仕事や家事などで出られないことがあるため電話の頻度は改めてほしいと感じました。あとキャリアアドバイザーとは別に面談の日程を調整する事務局がいてその存在がよくわかりませんでした。

30代 女性

 

サービスの悪い所は、電話対応してくれる方の中にぶっきらぼうに、面倒くさそうに話す人が数人いらっしゃって、引き継ぎも上手く出来ていないようで同じ事を説明させられて時間の無駄だと感じるタイミングがあった事です。もう少し指導が満遍なく行き渡っていると良いのにと思います。

20代 男性

ヤクジョブは業界でトップクラスの求人数を誇る転職サイト

ヤクジョブ
ヤクジョブのおすすめポイント
  • 求人数は40,000件以上で、業界でもトップクラスに多い
  • ベテランのキャリアコンサルタントがライフスタイルやキャリアプランに合う求人を紹介してくれる

ヤクジョブは、薬剤師求人を探すプロフェッショナルが、転職希望者に代わって要望にマッチした求人を紹介してくれる転職サイトです。

求人数は2024年3月15日時点で48,383件と業界でもトップクラスに多い数字であり、取引している企業や医療機関は7,000社以上もあります。薬剤師向け求人はほぼ毎日更新されるため、数多くの選択肢の中から自分にぴったりの求人を見つけることができます。

個人の転職活動では出会えない非公開求人も多数あるため、薬剤師の資格を利用してキャリアアップを狙いたい人にもヤクジョブはおすすめです。

求人紹介ではベテランの専任コーディネーターが多数在籍しており、転職希望者のライフスタイルやキャリアプランに合う仕事を紹介してくれます。給与交渉や面接対策なども任せられるので、多忙な薬剤師の方でも効率良く内定を狙えるでしょう。

さらに、ヤクジョブ経由で就職が決定した場合、薬剤師にとって必須の「今日の治療薬2024」がプレゼントされるなど、多数のキャンペーンも開催されています。転職成功以外にも特典を得たい方は、ヤクジョブへの登録を検討してみましょう。

サービス名 ヤクジョブ
運営会社名 クラシス株式会社
資本金 5,000万円
公開求人数※2024年3月19日時点 48,454件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、病院、クリニック、企業、ドラッグストア(調剤併設)、福祉施設・その他
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 【紹介業】 13-ユ-010302
【派遣業】 派13-010613

薬剤師転職経験者がヤクジョブを選んだ理由

求人内容が細かく書いてあるところに誠実さを感じたのでヤクジョブを選びました。特に住所が書いてあるので求人の薬局がどこにあるのか特定しやすかったです。それをもとに実際に店舗前まで見に行ったり雰囲気を観察して転職活動に役立てました。

30代 女性

ヤクジョブの良い口コミ・評判

担当コンサルタントの方がとても感じが良く慣れている感じがしました。受け答えがハキハキとしており安心して転職活動ができそうなイメージが持てました。履歴書や職務経歴書のテンプレートをいただき作成が手書きより楽でした。

30代 女性

ヤクジョブの悪い口コミ・評判

特にサービスが悪いところや改善部分は見当たりませんでした。初めての転職だったので不安で至らない点もあったと思いますが親身になって対応していただきました。必ず求人先と転職者の間に入って調整してくれるのですごく応援してくれる印象を受けました。

30代 女性

ファル・メイトは高時給+交通費全額支給の派遣案件が豊富

ファル・メイト
ファル・メイトのおすすめポイント
  • 全国の調剤薬局や病院などの派遣求人が豊富
  • 一部地域を除いて時給2,800円と交通費全額支給が最低保証

ファル・メイトは、調剤薬局や病院など全国の好条件の求人や薬剤師派遣の案件が揃った人材支援・転職サイトです。

薬剤師派遣は一部地域を除いて時給2,800円+交通費全額支給という好待遇が最低保証されています。経験やスキルを活かしつつ、パート勤務よりも高い時給で働くことができるのは、派遣の大きなメリットです。

派遣であれば働く日数や曜日、時間などについて正社員よりも自由に決めやすく、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。「子育てと仕事を両立させたい」などの希望がある人には、派遣薬剤師は良い選択肢になるでしょう。

また、1日のみの派遣でもファル・メイト負担で「薬剤師賠償責任保険」が適用されます。社会保険や有給休暇が完備されていることもあり、安心して働けるでしょう。

また、「転職ガイド」「履歴書の書き方」「職務経歴書の書き方」など、転職成功をサポートしてくれるコラムも充実しています。

サービス名 ファル・メイト
運営会社名 株式会社ファル・メイト
資本金 4,000万円
公開求人数※2024年3月19日時点 16,359件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、病院、調剤併設店、OTC、企業
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 【派遣業】派27-300161
【紹介業】27-ユ-300093

薬剤師転職経験者がファル・メイトを選んだ理由

ファルメイトはサポートが充実しており、公開求人や非公開求人あわせてたくさんの求人数が多くあったことが決め手になりました。転職先の選択肢を広げられることで、自分に適した求人も探しやすいと思いました。

40代 女性

 

求人のまとめサイトを見て臨機応変に転職活動をサポートしてくれそうだと感じました。ファル・メイトのサイトでは「自由な働き方を提案」と謳っており自分にはない考えや働き方を実現できそうだと思いました。登録方法も簡潔なのも高ポイントでした。

30代 女性

ファル・メイトの良い口コミ・評判

ワークライフバランスを重視できるので家庭や子育てとの両立がしやすく時給が高いこと。また薬剤師不足の地方に行けば行くほど高い時給になる傾向があり、基本的に3カ月ごとに契約更新のタイミングがあるため、職場が合わないと感じたら転職しやすいことです。

40代 女性

 

私はパートでの転職を希望していたのですが、今はパート求人が減っていることや大手の薬局より個人薬局の方がパート求人が多いことなどを教えていただきました。希望条件にあまり強いこだわりを持たない方が求人の幅が広がり転職できるチャンスが増えるそうです。薬剤師の転職についての裏側について赤裸々に答えていただいて助かりました。

30代 女性

ファル・メイトの悪い口コミ・評判

悪い点としては自分の条件に合わない求人をすすめられることがあったり、電話やメールでの連絡がしつこかったりすることです。またキャリアアドバイザーの質にばらつきがあるので、対応によっては自分に適した求人がなかなかうまく見つけられないかもしれません。

40代 女性

 

特にサービスが悪いところや改善部分は見当たりませんでした。登録するには記入項目が5つしかないため「本当にここの転職エージェントで大丈夫だろうか?」と不安に感じましたが、登録後すぐに連絡が来ることやしっかり聞き取りをして面談をしてくれるので安心して転職ができるイメージが持てました。

30代 女性

アポプラス薬剤師は1994年からサービスを開始している老舗の転職支援サイト

アポプラス薬剤師
アポプラス薬剤師のおすすめポイント
  • 長年の活動からさまざまな医療機関や薬局などと信頼関係があり、好待遇求人が多く集まる
  • パソコンやスマートフォン、電話などから最短30秒で登録できてすぐに転職活動を開始できる

アポプラス薬剤師は1994年から30年以上にわたって薬剤師の転職支援を実施している支援サービスです。長年の活動から病院、薬局、ドラッグストアなどとの信頼関係が築かれており、他社では案内されないような好待遇の求人が多数揃っています。

サポート登録すると薬剤師専任のキャリアコンサルタントがキャリアプランの設計を手伝ってくれ、多忙な転職者に代わって面接日程の調整なども全面的に代行してくれます。条件の交渉など転職者から切り出しにくい話題も代理で交渉してくれるので、より良い条件で入社することも可能です。

アポプラス薬剤師への登録はパソコン・スマートフォン・電話・などから可能で、最短30秒で登録を完了させることもできます。

さらに、登録やサポートに費用は一切かからないのにも関わらず、調剤実技研修やスキルアップ研修を半額で受講することもできます。受講料は転職が決まれば無料になるので、お金をかけずにスキルアップが可能です。

サービス名 アポプラス薬剤師
運営会社名 アポプラスキャリア株式会社
資本金 1億2,500万円
公開求人数 -
対応地域 全国
対応職種 調剤薬局、病院・クリニック等、企業、ドラッグストア(OTCのみ)ドラッグストア(調剤併設店)
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 有料職業紹介事業:13-ユ-312454
一般労働者派遣事業:派13-315001

お仕事ラボはキャリアコンサルタントから企業への逆指名の制度もある

お仕事ラボ
お仕事ラボのおすすめポイント
  • お仕事ラボを介して入社した人の定着率は95.6%
  • 希望する求人が思いつ浮かばないときはキャリアコンサルタントから企業への逆指名も可能

お仕事ラボは、正社員はもちろん、派遣社員やパート社員まで、薬剤師のさまざまな雇用形態の仕事が見つかる転職支援サービスです。

薬剤師に特化したコンサルタントが転職希望の薬剤師の方にベストの求人を紹介してくれるため、マッチング精度が高くなっています。その証拠に入社したあとの定着率は95.6%と非常に高い水準です。転職希望者の希望を把握したうえで業界の動向まで見据えた求人紹介をしてくれるので、転職に対して不安がある人でも安心して任せられるでしょう。

転職者に希望求人が思い浮かばないときは専任のキャリアコンサルタントが企業に逆指名することも可能です。

また、お仕事ラボでは、薬局などの事情を把握している担当者が転職希望者の面接をおこなうワンストップのサービスを提供しています。「面接前の企業への連絡」「面接への同行」「面接後のヒアリング」など、登録から内定、入社までの全てのタイミングでサポートが充実していることから、利用満足度は90%以上と高い水準になっています。

サービス名 お仕事ラボ
運営会社名 株式会社AXIS
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 18,002件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局(調剤専門)、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTC)、病院・クリニック、企業・その他
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 労働者派遣事業 許可番号:派13-306282
有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-307575

ファゲット薬剤師は絞り込み検索の選択肢が豊富で求人を絞りやすい

ファゲット薬剤師
ファゲット薬剤師のおすすめポイント
  • 調剤薬局や病院を中心に、派遣社員向けの求人を紹介
  • 「駅チカ」「家賃なし」など詳細研削の項目が多く、こだわって求人を絞り込める

ファゲット薬剤師は、20年以上の信頼と実績がある老舗の転職サイトです。

調剤薬局や病院、ドラッグストアといった正社員として定番の転職先だけでなく、派遣薬剤師向けの求人も用意されています。

ファゲット薬剤師は求人の絞り込み検索の選択肢が多く、自分の希望に合う求人を探しやすいです。

人気のこだわり条件 その他のこだわり条件
・高給与
・600万円以上
・土日休み
・週休2日以上
・年間休日120日以上
・18時台には終了
・未経験可
・研修充実
・資格取得支援あり
・駅チカ
・中小企業規模
・在宅業務あり
・福利厚生充実
・住宅支援あり
・夜勤無し
・両立支援有り
・転居支援あり
・独立支援あり
・準社員制度あり
・契約社員制度
・再雇用制度あり

ファゲット薬剤師を利用するなら、転職先に求める希望と、希望ごとの優先度を明確に決めておくことをおすすめします。

「高年収と年間休日120日ならどちらをとるか」といった情報を明確にしておくことで、絞り込み検索がしやすくなります。優先準備を明確にしておけば、「条件を絞り込み過ぎて検索できる求人がなくなってしまった……」というときに妥協して条件を減らしやすくなります。

サービス名 ファゲット
運営会社名 株式会社JJメディケアキャリア
資本金 3,500万円
公開求人数※2024年3月19日時点 33,478件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、病院併設、ドラッグ、その他派遣
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 労働者派遣許可番号 厚生労働大臣 派 13-316599)
有料職業紹介許可番号 厚生労働大臣 13-ユ-315172)

レバウェル薬剤師は転職エージェント・スカウト・転職サイトの3つの機能がセットになったサービス

レバウェル薬剤師
レバウェル薬剤師のおすすめポイント
  • 医療や介護、ヘルスケアの総合転職サイト「レバウェル」の1つ
  • 転職エージェント・スカウト・転職サイトの3つのサービスを使い分けられる

レバウェル薬剤師は、医療・介護・ヘルスケア領域の求人・転職サービスの1つです。

もともとはレバウェル看護(旧:看護のお仕事)や求人サイト「Procy」など医療や介護、ヘルスケア領域の複数の求人サイトが展開されていたものが、サービスを統合する形で「レバウェル」という総合転職サービスに生まれ変わりました。

レバウェル看護やレバウェル保育士などの転職サイトの1つとしてリリースされたのが「レバウェル薬剤師」です。

レバウェル薬剤師を含むレバウェルは転職エージェントやスカウトサービス、転職サイトの3つのサービスが備わっており、転職希望者に合うサービスを利用して効率的に転職活動を進められます。

転職エージェント 業界に特化したキャリアコンサルタントに相談しつつ、サポートを受けながら転職活動を進められる
スカウトサービス 匿名プロフィールをみた企業から直接スカウトを受けられる
転職サイト 自分が希望する求人に、自分の好きなタイミングで応募できる
サービス名 レバウェル薬剤師
運営会社名 レバレジーズメディカルケア株式会社
資本金 5,000万円
公開求人数※2024年3月19日時点 2,822件
対応地域 全国
対応業種 各種病院、診療所・クリニック、検診センター、地域包括支援センター、養護老人ホーム、認可こども園、ドラッグストア、動物病院 など
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 労働者派遣事業許可番号:派13-310987
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-309623
公式サイト https://levwell.jp/profession/ph/

薬剤師転職経験者がレバウェル薬剤師を選んだ理由

有名だったからです。他にもサイトに登録しましたが、求人数やサービスなどがいいのではないかと期待して、ここに登録してお世話になって、転職活動を成功させることができたので、良かったと思って、今も感謝しております。

30代 女性

 

もともと一緒に働いていた同僚の方から勧められたのが一番の理由です。その人とは今でも交流があるのですが、条件面の良いところに転職していたようでどうやってそこを見つけたのかと聞いてみると、レバウェルを使ったと聞いたので私も使ってみました。

20代 男性

レバウェル薬剤師の良い口コミ・評判

求人数が多く、専属なコンサルタントが、懇切丁寧に親身なサポートを展開してくれるため、安心して任せることができますし、言い出しづらい条件なども気軽にきいてくれ、かなり希望に沿ったものを提案してくれるのが良いです。

30代 女性

 

求人の数と質が良いなと感じました。やはりハローワークだったり通常の転職サイトだと専門職の求人は少なかったのですがこちらは豊富で、なおかつ労働条件だったりも良いところが多い印象にありました。実際に転職できたところも好待遇でした。

20代 男性

レバウェル薬剤師の悪い口コミ・評判

特に悪いところは見つからず、改善して欲しい点は特にありませんでした。担当の方も明るく、感じがとてもよくて親しみやすかったので、いろいろと親身に相談に乗ってくれたので、ありがたく思っており、今も感謝しております。

30代 女性

 

そこまで悪いなと感じたところは無かったですが強いていうならば、担当者が少しだけ雑な仕事だったかなと感じます。数多くのエージェントがいるので一概に言えませんが、話を聞いていないなという求人もたまに紹介されました。

20代 男性

リクナビ薬剤師は転職者も雇用先も満足する求人を徹底的に探してくれる

リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師のおすすめポイント
  • 求人情報だけでは分からない職場の事情や人間関係まで徹底的に情報収集をしてくれる
  • 転職先への年収交渉など、自分ではやりにくいことも徹底サポートしてくれる

リクナビ薬剤師は、人材紹介サービスなどでトップクラスに知名度が高い「株式会社リクルート」が運営している転職サイトです。転職者も雇用先も満足できる求人を徹底的に探してくれます。

情報収集に関して、求人情報だけでは分からない企業の裏側の情報まで紹介してる点が特徴です。「職場にはどのような人がいるのか」「スキルアップができるのか」「同世代は多くいるか?」といった情報を事前に知ったうえで転職活動をすることで、いざ入社したときに予想外のトラブルに巻き込まれる心配がありません。

また、リクナビ薬剤師では働きながら転職できるような万全のサポート体制も整えられています。

転職先に年収等の条件交渉も代行してくれるため、自分が想定した以上の年収で働ける可能性もあるでしょう。

これだけの充実したサポートを受けられるのは、リクナビ薬剤師が「転職を促すだけでなく就職先への満足を維持して長く働いてもらうこと」を目的としているためです。登録から入社後まで手厚いサポートが期待できます。

サービス名 リクナビ薬剤師
運営会社名 株式会社リクルートメディカルキャリア
資本金 4,500万円(株式会社リクルート100%出資)
公開求人数※2024年3月19日時点 東京だけで2,736件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、 ドラッグストア(調剤併設)、病院、企業、漢方薬局、ドラッグストア(OTCのみ)、クリニック
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 有料職業紹介事業 13-ユ-08005
公式サイト https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

ジョブデポ薬剤師は非公開求人を含めると約8万件の求人あり

ジョブデポ薬剤師
ジョブデポ薬剤師のおすすめポイント
  • 公開求人は約4,000件だが、非公開求人も含めて全体で約8万件の求人を抱えている
  • こだわり求人検索で理想の職場を見つけやすい

ジョブデポ薬剤師は、業界でもトップクラスの8万件以上(非公開求人を含む)の求人を抱える転職サイトです。公開求人は約4,000件(2024年3月15日時点)と多くはありませんが、非公開求人を含めた件数は業界でもトップクラスといえます。

正社員以外にパート社員の求人もあり、子育てと仕事を両立させたい女性の薬剤師の方も求人を探せます。

施設の形態は「調剤薬局」「病院」「企業」「ドラッグストア」の4種類あるほか、以下のようなこだわり求人も検索できます。

「こだわり」の検索内容
  • ハローワーク
  • 残業少なめ
  • 教育・研修充実
  • 未経験・ブランク可
  • 新卒
  • MR
  • CRC(治験コーディネーター)
  • 管理薬剤師

薬剤師の資格があれば、未経験でもブランクがあっても絞り込み検索で求人が見つかる可能性があります。

サービス名 ジョブデポ薬剤師
運営会社名 with Career株式会社
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 8,431件※非公開求人を含めると8万件以上
対応地域 全国
対応業種 調剤薬、病院、企業、ドラッグストア
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-307545)
公式サイト https://j-depo.com/yaku

薬剤師ワーカーは専任のキャリアコンサルタントに転職活動全般をサポートしてもらえる

薬剤師ワーカー
薬剤師ワーカーのおすすめポイント
  • 専任のキャリアコンサルタントが求人紹介だけでなく、面接対策や入社後のフォローまで一貫しておこなってくれる
  • 入社前と条件が異なるようなトラブルがあった際はキャリアコンサルタントが問題解決に動いてくれる

薬剤師ワーカーは、薬剤師がワンランク上の転職を実現できる転職サイトです。専任のキャリアコンサルタントがつくため、多忙な薬剤師の方でも安心して登録できます。

薬剤師ワーカーを選ぶメリットには以下の3つがあります。

  1. 豊富な求人数
  2. 専任のキャリアコンサルタントによる無料転職サポート
  3. 入職後のアフターフォロー

薬剤師ワーカーでは、総合病院や大手薬局、ドラッグストアをはじめ、知名度や事業規模が大きい大手企業の求人を多数取り揃えています。また、大手だけでなく、町の調剤薬局や製薬会社等、なかなか出回らない求人を見つけることも可能です。一般には公開されない非公開求人もあり、転職者の希望に合う転職先がきっと見つかるはずです。

また薬剤師ワーカーでは専任のキャリアコンサルタントがついて転職サポートにあたります。他社とは違うポイントとして「キャリアコンサルタントが薬剤師の面接や病院・薬局との交渉まで全ておこなってくれる」という点が挙げられます。薬剤師は多忙なことから書類に記載した内容の改善や面接対策の時間が取れないことも珍しくありません。薬剤師ワーカーなら、キャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、多忙な薬剤師でも書類選考や面接対策を進められます。

転職に成功したあとのアフターフォローがある点も魅力です。転職活動では「いざ入社してみたら思っていた仕事内容と違う…」というトラブルが起こる可能性もあります。

薬剤師ワーカーでは万が一入社前に提示された条件と異なる場合は担当のキャリアコンサルタントが勤務先と連絡を取り合って問題解決をしてくれます。

サービス名 薬剤師ワーカー
運営会社名 株式会社トライトキャリア
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 22,326件
対応地域 全国
対応業種 病院、企業、調剤薬局、ドラッグストア(調剤あり)、ドラッグストア(OTCのみ)、その他
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 有料職業紹介事業:27-ユ-301770
一般労働者派遣事業:派27-302147
公式サイト https://yakuzaishi-worker.com/

薬キャリエージェントは最短即日で最大10件の求人を紹介してくれる

薬キャリエージェント
薬キャリエージェントのおすすめポイント
  • 最短即日で最大10件の求人を紹介してくれるので、多数の求人から比較検討できる
  • 求人情報だけでは分からない企業の裏側の情報まで教えてくれる

薬キャリエージェントは、「薬剤師登録者数No.1」「コンサルタント満足度95%」などの実績がある転職エージェントです。

以下のような4つの特徴があり、利用者の多くが満足するサービスを提供しています。

  • 最短即日で最大10件の求人を紹介
  • 非公開求人・独占求人が多数
  • 面接日程の調整や条件の交渉を代行
  • 求人情報の裏情報まで調査

薬キャリエージェントは求人紹介のスピードに優れており、最短即日で10件まで、派遣社員でも5件を紹介してくれます。

求人は公開求人以外に「非公開求人」「独占求人」も多数。ほかの転職エージェントでは見つからないハイキャリア求人が見つかることもあります。

薬剤師の登録者数21万人を有する「エムスリーグループ」に属しており、「最初の転職は大手の転職エージェントが良い」と考えている人も安心して利用できます。独自のネットワークを通じて求人の募集要項だけでは分からない企業の裏側の情報まで収集してくれるので、入社後のミスマッチは起こりにくいです。

サービス名 薬キャリエージェント
運営会社名 エムスリーキャリア株式会社
資本金 1億円
公開求人数※2024年3月19日時点 22,814件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、病院、調剤薬局・OTC薬品、OTC販売、企業、その他
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-304437
一般労働者派遣事業許可番号 派13-305171
公式サイト https://agent.m3career.com/

ヤクマッチ薬剤師は資格を持った薬剤師が在籍して質問に回答してくれる

ヤクマッチ薬剤師
ヤクマッチ薬剤師のおすすめポイント
  • 日本コンシューマーリサーチの調査で3冠を獲得
  • 薬剤師資格を持った薬剤師が転職者の疑問に答えてもらえる

ヤクマッチ薬剤師は、日本コンシューマーリサーチの調査において「支持率」「信頼度」「年収アップが期待できる」の3つでそれぞれNo.1を獲得した転職エージェントです。

転職者についてくれる専任のキャリアコンサルタントは詳細にヒアリングをしたうえで、希望に合う求人を全力で探してくれます。マッチングの精度が低いと転職者も企業も嫌な思いをしてしまう可能性がありますが、ヤクマッチ薬剤師なら気持ちの良い転職活動ができるでしょう。

またヤクマッチ薬剤師は、薬剤師資格を持った薬剤師が多数在籍している点も特徴です。

現職の薬剤師だから医療業界にも詳しく、転職希望者の質問に適切な回答をしてくれます。

資格を持っていないキャリアコンサルタントの場合、独立開業や認定薬剤師など、薬剤師が抱きやすい質問について的確な回答がかえってこないかもしれません。

薬剤師が在籍しているヤクマッチ薬剤師なら的外れな回答がかえってくる心配なく、安心して質問することができるでしょう。

ヤクマッチ薬剤師では「薬局」「現場の薬剤師」「実務実習生」の3方向から情報収集ができるという強みもあります。さまざまな角度から集めた確度の高い情報を転職者に提供できるため、転職後のミスマッチを防ぎやすくなっています。

登録完了までわずか1分で完了させることができる点も魅力です。検索できる求人は60,000件近く(2024年3月18日時点)もあり、数多くの選択肢の中から自分にぴったりの求人が見つかります。

サービス名 ヤクマッチ
運営会社名 スプリングフィールド株式会社
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 59,331件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設)、病院・クリニック、ドラッグストア(OTCのみ)
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-306533)
公式サイト https://yakuzaishi.yakumatch.com/

アプロ・ドットコムは単発バイトの求人までカバーしている

アプロ・ドットコム
アプロ・ドットコムのおすすめポイント
  • 正社員だけでなく、派遣社員や単発バイトまでさまざまな求人をカバーしている
  • 転職者も企業も同じキャリアコンサルタントが担当するので業界の裏事情を紹介してもらいやすい

アプロ・ドットコムは、薬剤師の正社員転職だけでなく、派遣や単発、パート・アルバイトまでさまざまな雇用形態の求人が揃う転職支援サービスです。転職支援サービスとして25年以上の実績をほこり、長年積み上げた経験や知見で薬剤師の転職をサポートしてくれます。

自由な働き方ができる派遣や単発バイトなら万が一就業後に自分に合わない仕事であることが判明したあとでも、ニーズに合わせて最適な選択肢を提示してくれます。

転職者との面談や求人紹介では案件を押し付けられることはありません。登録者一人ひとりのバックグラウンドや強み・弱み、キャリアなどに対する考え方や仕事内容、年間休日に対する希望まで聞き取ってくれたうえで、希望のキャリアプランに沿った求人を紹介してくれます。

また、アプロ・ドットコムは、薬剤師も企業も同じキャリアコンサルタントが担当します。一般的に大手の転職エージェントは求職者の担当と企業の担当が別々であることが多いのですが、アプロ・ドットコムでは転職者も企業も同じ1人のキャリアコンサルタントが担当してくれます。

企業や薬局について求人情報だけでは分からない裏側の情報までキャリアコンサルタントが教えてくれるので、ミスマッチのない転職が可能です。

さらに、アプロ・ドットコムは完全独立系の転職サイトであり、特定の企業ばかりおすすめされる心配はありません。大手の薬局傘下の転職サイトではグループ会社の求人紹介が多くなるケースも少なくありませんが、アプロ・ドットコムなら幅広い求人を比較検討できます。

サービス名 アプロ・ドットコム
運営会社名 株式会社アプロ・ドットコム
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 24,699件
対応地域 全国
対応業種 調剤薬局、ドラッグストア、ドラッグストア(調剤併設)、病院、企業、その他、老健・療養型施設
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 医療分野の職業紹介事業(厚生労働大臣許可番号 27-ユ-010209)
医療分野の人材派遣事業(厚生労働大臣許可番号 派 27-300760)
公式サイト https://www.apuro.com/

ファーマキャリアはオーダーメイド求人を作成してもらえる

ファーマキャリア
ファーマキャリアのおすすめポイント
  • 転職者の希望に近いオーダーメイド求人を紹介してもらえる
  • キャリアコンサルタントが担当する転職者の人数を絞ることで転職者一人ひとりが満足する転職を実現しやすくなる

ファーマキャリアは薬剤師専門の転職サイトであり、利用者の希望条件をヒアリングしたうえで求人をオーダーメイドで作成してくれます。

すでにある求人を紹介してくれるタイプの転職サイトや転職エージェントが大半ですが、ファーマキャリアなら転職者が希望するエリアのなかでも1番良い条件を提示できる薬局、病院、ドラッグストアの中から、自分だけの求人を作って提案してくれます。

ファーマキャリアは一人のキャリアコンサルタントが担当する転職者の人数をあえて制限しているという特徴もあります。

企業利益を考えれば1人のキャリアコンサルタントができるだけ多くの転職者を担当するほうが良いでしょう。ただ、担当する数が多いと転職者一人ひとりへのサポートが手薄になってしまいます。

ファーマキャリアはあえてキャリアコンサルタントが担当する転職者の人数をセーブすることで、一人ひとりが満足のいく転職ができるように配慮してくれています。

サービスの登録は最短60秒で完了させられるので「今すぐ転職活動を始めたい」と考えている転職希望者にもおすすめです。

サービス名 ファーマキャリア
運営会社名 エニーキャリア株式会社
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 34,810件
対応地域 全国
対応職種 調剤ありOTC、調剤薬局、各種病院、リハビリテーション院、老健・老人ホーム、企業、その他
提出書類の添削サービス あり
面接対策サービス あり
許可番号 (厚生労働大臣許可・有料職業紹介事業)13-ユ-309098
公式サイト https://pharmacareer.jp/

ジョブメドレー薬剤師はスカウト機能によって「待ちの転職活動」ができる

ジョブメドレー薬剤師
ジョブメドレー薬剤師のおすすめポイント
  • レジュメを登録することで企業担当者からのスカウトを受けることができる
  • 求人情報をLINEで受け取ることができる

ジョブメドレー薬剤師は、医療介護業界で働きたい人向けの求人情報サイト「ジョブメドレー」の1つです。

スカウト機能が充実していることが特徴で、登録しておけばレジュメをチェックした企業からスカウトが届きます。求人を自分で探さなくても転職活動ができる「待ちの転職活動」ができるので、多忙な薬剤師の方でも取り組みやすいでしょう。

ジョブメドレー薬剤師ではLINEで通知を受け取ったり、サービスの利用方法を問い合わせたりすることも可能です。仕事の通勤時間や休憩時間、寝る前のわずかな時間を活かして求人をチェックしやすく、転職活動の時間を確保しにくい多忙な薬剤師の方でも求人を効率良くチェックできます。

また、ジョブメドレー薬剤師のメリットとして、契約事業所から寄せられた正規の求人ばかり取り揃えられていることが挙げられます。応募するとジョブメドレー薬剤師を介さずに直接事業所の担当者に応募内容が届くため、効率的に選考に進むことができます。

さらに、ジョブメドレー薬剤師では条件を満たすことで「勤続支援金」を受け取れる点もメリットです。ジョブメドレーで応募・入職の上で60日以上勤務した人が対象で、利用料金の一部が還元される仕組みになっています。

転職活動では「交通費」「印刷代」などさまざまな出費が発生するものです。条件を満たせば一部でもキャッシュバックを受けられるため、転職前後で発生しやすい金欠に悩むリスクを軽減できます。

サービス名 ジョブメドレー薬剤師
運営会社名 株式会社メドレー
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 20,998件
対応地域 全国
対応職種 調剤薬局、精神科病院、一般病院、急性期病棟、回復期病棟、慢性期・療養型病院、ドラッグストア、調剤併設型ドラッグストア、漢方薬局、在宅サービス、診療所・クリニック
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-304334
特定募集情報等提供事業許可番号 51-募-000045
公式サイト https://job-medley.com/apo/

グッピーは医師・看護師・薬剤師・歯科医師・保育士・介護など30前後の業種の求人がある

グッピー
グッピーのおすすめポイント
  • 30前後の業種からさまざまな求人を検索できる
  • 正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、紹介予定派遣など希望の雇用形態で検索できる

「グッピー」は、株式会社ショッパーズアイが実施した「転職で使いたい」医療・介護・福祉求人サイトでNo.1を獲得した転職サイトです。

扱う求人は医師・看護師・薬剤師・歯科医師・保育士・介護など30前後にもなり、医療福祉業界への転職で幅広い求人を調査できます。

グッピーに会員登録することで匿名での問い合わせが可能になり、自分に興味を持った企業担当者からのスカウトを受けることもできるようになります。

正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、紹介予定派遣など希望の雇用形態で検索することもできるので、「時短勤務」「ワークライフバランス」などを重視する転職者にピッタリの求人を探せるでしょう。

サービス名 グッピー
運営会社名 株式会社グッピーズ
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 9,417件
対応地域 全国
対応職種 一般病院、ケアミックス病院、療養型病院、精神科病院、薬局(調剤・OTC)、薬局(調剤メイン)、薬局(OTCメイン)、ドラッグストア、漢方、製薬会社、医薬品卸、医療機器・材料、CRO、SMO、企業/その他、診療所
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 厚生労働大臣許可番号 13-ユ-080464
公式サイト https://www.guppy.jp/

ファーネットキャリアは友人紹介満足度が98.9%もある

ファーネットキャリア
ファーネットキャリアのおすすめポイント
  • 口コミや求人紹介満足度が98.9%と非常に高い
  • 仕事に対するスタンスや家庭の状況まで把握したうえで、最適な求人を紹介してくれる

ファーネットキャリアは、一人ひとりの薬剤師の悩みに応える「薬剤師専門転職サポート」を展開しており、口コミや友人紹介満足度が98.9%と高い水準になっている転職支援サイトです。

ファーネットキャリアでの転職活動は、面談カウンセリングから始まりますが、専属のコーディネーターが全国どこにでも都合の良い日時に来てくれます。転職エージェントの面接というと転職者がエージェントのオフィスに出向くイメージがあるかもしれませんが、ファーネットキャリアならコンサルタントのほうから出向いてもらえます。

面談では仕事に対するスタンスが家庭状況など、転職に必要な情報を丁寧にヒアリングしてくれます。聞き取りの結果から、最適なキャリアプランや業界動向を踏まえたうえで転職の方向性についてアドバイスをしてくれます。

サポートしてくれるのは「初回面談」「求人紹介」だけではありません。面接や企業見学の立会いから入社書類の取り交わし、入社直前の条件交渉と、入社ギリギリまで全面的にサポートしてくれます。

さらに、ファーネットキャリアを運営している株式会社ユニヴでは、独立開局のサポートまで受けられます。転職ではなく、独立開業を視野に入れている人は、一度ファーネットキャリアの公式サイトで情報収集をしてみましょう。

サービス名 ファーネットキャリア
運営会社名 株式会社ユニヴ
資本金
公開求人数※2024年3月19日時点 27,911件
対応地域 全国
対応職種 調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設型) 、ドラッグストア(OTCのみ)、病院、企業
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 厚生労働大臣許可 般27-020342
公式サイト https://career.pha-net.jp/

エクスファルマはキャリアコンサルタント全員が薬剤師資格を持っている

エクスファルマ
エクスファルマのおすすめポイント
  • キャリアコンサルタントが薬剤師資格を保有しているため、薬剤師の悩みを分かってくれる
  • 転職先の斡旋以外に「退職時のアドバイス」「入社後のフォロー」まで徹底してくれる

エクスファルマはドラッグストアや病院、調剤薬局などの薬剤師向け求人が毎日新着する転職サイトです。

ほかの転職サイトと比較して特徴的なのが、キャリアコンサルタント全員が管理薬剤師、薬局開発、運営経験の実務経験を持っているということです。

薬剤師としての実務経験が豊富にあるため、転職者の不安なことや希望していることに対して的確に返答してもらうことができます。

また、エクスファルマでは単純に転職先の紹介や斡旋をしてくれるだけでなく、いまの会社の退職から新しい会社に入社したあとのアフターフォローまで、転職活動の全体をサポートしてくれます。

転職活動で内定を得たあと、最初の関門になるのは今の会社の退職手続きです。上司に退職の意思を伝えることに不安を感じている人は多いでしょう。

エクスファルマなら、キャリアコンサルタントが寄り添いながらアドバイスをしてくれるので安心です。

新しい転職先に入社したあとも、現状の聞き取りなどのサポートがあります。もし転職後に気になることがあれば転職後でも相談でき、アドバイスを受けることで再スタートが切りやすくなるでしょう。

サービス名 エクスファルマ
運営会社名 株式会社エクスメディカル
資本金 8,800万円
公開求人数※2024年3月19日時点 8,018件
対応地域 全国
対応職種 調剤薬局、病院、ドラッグストア、その他
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 有料職業紹介事業:27-ユ-302174
労働者派遣事業:派27-302631
公式サイト https://www.expharma.jp/

病院薬剤師ドットコムは業界トップクラスのネットワークで求人の裏の情報まで集めてくれる

病院薬剤師ドットコム
病院薬剤師ドットコムのおすすめポイント
  • 病院とのネットワークが強固で、求人に載らない裏の情報まで知ることができる
  • ママさん薬剤師でも転職活動しやすいキャリア相談の仕組みが整っている

病院薬剤師ドットコムは、医療業界で20年以上の運営実績がある「病院専門の薬剤師向け転職サイト」です。

どこよりも「納得のいく転職」にこだわるコンサルタントが多数在籍しており、業界NO.1(公式サイトより)の医療機関ネットワークを駆使して転職活動をサポートしてくれます。

病院薬剤師ドットコムで集められる有益な情報の一例が「非公開求人」です。病院とのネットワークを強固に築いている本サイトには、非公開求人が多数集まります。

また、求人票に載らない企業の裏側の情報を集める際も、病院薬剤師ドットコムが役に立ちます。

薬剤師が転職を失敗してしまう典型的な例が「求人票の情報だけを見て転職してしまった」というものです。「入社してみたら理想の働き方ができなかった」「人間関係が悪くて早期退職してしまった」など、転職しても満足できない結果に終わる可能性があります。

病院薬剤師ドットコムでは、求人を良く見せるために普段は載せないマイナスの情報や、募集背景、同僚や経営者の考え方など、求人票には掲載されていない情報まで教えてもらえることがあります。

求人票以外の情報まで教えてもらえることで入社後に働く姿がイメージしやすくなり、ミスマッチの発生を未然に防ぐことができるでしょう。

なお、病院薬剤師ドットコムではキャリアコンサルタントとのキャリア相談の際、近くまで来てくれます。Webや電話での面談も可能なので、子育てで忙しいママさん薬剤師の方でも転職活動が可能です。

サービス名 病院薬剤師ドットコム
運営会社名 株式会社 メディウェル
資本金 2億850万円
公開求人数※2024年3月19日現在 1,541件
対応地域 全国
対応職種 病院、企業、その他
提出書類の添削サービス
面接対策サービス
許可番号 厚生労働大臣許可番号, 01ーユー010052
公式サイト https://www.ph-10.com/

薬剤師が実際に転職を考える理由とは

薬剤師が実際に転職を考える理由とは

薬剤師法に基づいて「薬剤の調剤・管理」「患者への服薬指導」などを行う国家資格である薬剤師。

薬剤師になるには、6年制薬系大学に入学して「薬学共用試験」「実務実習」「卒業論文」「国家試験対策」などの過程をクリアする必要があります。

それだけのハードな道のりをこなしてきた薬剤師なので、定年まで薬剤師で過ごしたいと考える人が多いでしょう。

ただ、実際にはさまざまな理由で薬剤師として転職を考えたり、薬剤師以外の道に転職を考えたりする人もいます。

ここでは薬剤師が転職を決意する理由として考えられるものとして、以下の7つをご紹介します。

  • 業務量や残業が多くてプライベートな時間を確保できない
  • 人間関係が悪くて職場にいたくない
  • ミスが許されない仕事である
  • 遠方に転勤になってしまった
  • 業務が単調でつまらなく感じる
  • 以前よりも労働環境が悪化した
  • 教育を受けてキャリアアップできる環境ではない

業務量や残業が多くてプライベートな時間を確保できない

薬剤師が転職を考える理由として、業務量が多くてプライベートの時間を確保しにくいことが挙げられます。

薬剤師の就職先には「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」などがありますが、それぞれに大変さがあります。

調剤薬局では「調剤」「監査」「服薬指導」といった仕事があり、患者さん一人ひとりに丁寧に対応していると事務処理などの仕事がどんどん後回しになります。大量に残った事務仕事を残業時間でこなすことになり、体力的に厳しいと感じる薬剤師の方も少なくありません。

また、ドラッグストアなら一般社員と同様に発注や日用品・食材の品出しやレジ打ちといった業務があり、チラシが発行された特売日は閉店までかなりの忙しさが続くことになります。

病院勤めも同様で、カンファレンスや会議への出席をはじめ、薬剤師が担う役割は大きいものです。

このような仕事量の多さもあり、薬剤師からの転職を考える人も多いようです。

人間関係が悪くて職場にいたくない

薬剤師に限ったことではなく、人間関係のトラブルは仕事を辞める原因になります。

調剤薬局に勤める薬剤師の場合、少人数で仕事を回していることから、一度人間関係がこじれると改善をすることが難しいです。相性が悪いと感じる人と常に一緒に仕事をすることになり、仕事中はずっとストレスを感じることになるかもしれません。

ドラッグストアでは多くの従業員がいますが、なかでも正社員は薬剤師(店長)と化粧品担当1名といったケースもあります。同じ店舗の同僚と相性がよくないと、1週間のうちほとんどの日で自分に合わない相手と仕事をすることになるでしょう。少人数でシフトを回すことになるため、意図的に相手から離れることも難しいです。

また、ドラッグストアではパート社員やアルバイトとのやりとりでトラブルに発展する可能性もあります。

人間関係の悪化を理由に異動を希望することも不可能ではありませんが、実際に異動が実現するかは分かりません。

人間関係が悪化したまま改善されないと働きづらさが増してしまい、ほかの会社や他の業界に転職するきっかけになることもあります。

ミスが許されない仕事である

薬剤師の主な仕事は「調剤」と「服薬指導」です。これらの仕事をこなすためには、膨大な量の薬の種類について勉強しなければいけません。もちろん、日々登場する新薬を覚えて知識をアップデートすることも求められます。

そして、膨大な薬のなかから患者の症状に合うものをピックアップし、正しく調剤と服薬指導を進めることが必要です。

万が一にもミスがあると、些細なことでも患者の命に関わる可能性もあります。

「ミスができない」というプレッシャーに耐えかねて、薬剤師からほかの業界への転職を考える人も少なからずいるでしょう。

遠方に転勤になってしまった

異動に対するスタンスは、所属する企業によっても変わります。「無理な異動はさせない」という方針の薬局やドラッグストアもあれば、その逆でキャリア形成や経験を積むなどの目的で定期的に遠方への異動を命じる職場もあります。

「無理な異動はしなくても良い」と言われていても、人員の配置がうまくいかない場合は上長から異動を命じられる可能性はもちろんあるでしょう。

それまでは通勤時間が短くてプライベートの時間が確保できていたものの、異動後は数倍の通勤時間がかかってしまうケースもあるはずです。

薬剤師に限ったことではありませんが、あまりに遠方への異動になるとプライベートの時間がなくなることで不満が増大することは考えられます。

以前よりも労働環境が悪化した

調剤薬局でもドラッグストアでも病院でも、何らかの理由で労働環境が悪化する可能性はあります。

一例として考えられるのが「会社の買収」です。

大きな資本の会社に吸収合併されてしまうと、それまでの仕事の進め方ではなく、親会社のやり方で仕事を進めなければいけなくなります。

買収以前は社員同士の仲がよくて協力しながら仕事を進めていたような会社でも、合併によって雰囲気が変わると働きにくくなるかもしれません。

以前から会社に在籍していた社員と新しい親会社から出向してきた社員の間で、確執が起こる可能性もあります。

労働環境が悪化すると仕事を続けるモチベーションが低下し、転職を決意するきっかけになるかもしれません。

ただ、先ほどの例では買収によって労働環境が悪化したと紹介しましたが、必ずしも悪化するとは限りません。

買収後も今までと同じような働き方ができたり、むしろ今までよりも働きやすくなったりするケースもあります。

仮に上記のような買収劇があったとしても、必ずしも転職が正解とは限らないことは覚えておきましょう。

業務が単調でつまらなく感じる

薬剤師の仕事は、「調剤」「監査」「服薬指導」であり、これを1日のうちに何度も繰り返すことになります。

事務作業のような印象が強く、単調でつまらないと感じてしまう薬剤師の方もいるかもしれません。基本業務を単調でつまらないと感じてしまうと、薬剤師の仕事を続けるのが難しくなります。

働いている調剤薬局の立地や規模によっては、単調に感じる仕事の割合がさらに多くなる可能性もあります。

医者前の小さな薬局の場合は生活習慣病や慢性疾患に対する継続的な処方が中心です。自分の成長を実感できるような調剤や服薬指導をしにくいことから、つまらないと感じやすいです。

教育を受けてキャリアアップできる環境ではない

新人の薬剤師に対して教育の機会が設けられているのか、キャリアアップの機会が用意されているかは、働く職場によってさまざまです。

教育体制が整っていない会社の場合、新人にとっては成長を実感できない時期が長く続くことになります。

例えばベテラン薬剤師が多い小規模の調剤薬局の場合。ベテランが多いと、若手を教育しなくてもベテラン薬剤師だけで業務を進めることができてしまい、教育体制が整っていないケースもあるでしょう。

右も左も分からないまま放置されてしまうとキャリアアップの機会がなくなってしまい、単純作業を請け負うだけのワーカーになってしまう可能性もあります。

薬剤師としてのキャリアアップを果たせないと悩んだ結果、教育体制が整った他の会社や、ほかの業界に転職を決意する人もいます。

薬剤師が今の職場から転職するべきか判断する基準とは

薬剤師が今の職場から転職するべきか判断する基準とは

薬剤師に限らず、多忙なためにプライベートな時間が確保できなかったり、労働環境が悪くなったりしたときは、転職を考えてしまうものです。

しかし、少しでも嫌なことがあるからと転職を繰り返していると、「採用してもすぐに辞めてしまう人」と判断されて内定を得られなくなっていきます。

転職が頭をよぎった薬剤師の方は、いきなり転職するのではなく「本当に転職するのが正解なのか」についてしっかり考えましょう。

今の職場から転職するべきか判断する基準には、以下の4点があります。

  • 人間関係の良し悪し
  • 残業の多さ・有給の取得しにくさ
  • 賃金の低さ
  • 結婚や出産などによるライフスタイルの変化

人間関係の良し悪し

人間関係の良し悪しは転職を検討する理由の1つにはなりますが、いきなり転職をすることが正解とも限らない点は注意が必要です。

まず、「上司と話が合わなくて辛い」「仕事の進め方が周囲と違う」といった悩みの場合。仕事をスムーズに進める人間関係を構築することも仕事の一部なので、自分から周囲に合わせる努力や周囲の意見をまずは聞くといった工夫で乗り切れないか考えてみましょう。

一方、心身にまで影響を及ぼしている場合は、すぐに職場を離れることが必要です。ただ、いきなり転職ではなく、まずは会社内で異動をするという選択肢があります。異動することで苦手な人から離れて安心して仕事ができるのであれば、無理に転職する必要はありません。

労働条件と人間関係の両方で不満を抱えているなど、どの部署や職場に異動しても満足できない場合や、今の職場からの異動の願いが叶えられない場合には転職を検討してみましょう。

ただし、「転職後に入社する企業でも人間関係が悪かったらどうしよう……」と不安になるケースもあるかもしれません。

いきなり正社員として転職することに不安を感じるなら「紹介予定派遣」の制度を利用する方法があります。

紹介予定派遣とは、派遣先の企業に直接雇用されることを前提に、派遣社員として一定期間働く働き方のこと

一定期間は派遣社員として働くことになるので年収は前職の正社員時代より下がることがありますが、実際の職場を体験してから正社員になるかを検討できます。仕事のミスマッチを防ぎ、人間関係も把握した状態で正社員としての生活をスタートできるでしょう。

紹介予定派遣で働いてみて「思った職場と違った」「ここも人間関係がよくない」と感じた場合は、正社員への昇格を辞退することも可能です。

残業の多さ・有給の取得しにくさ

残業が多すぎて体力的に疲れてしまったり、休みが少なくてプライベートの時間が取れなかったりする薬剤師の方もいます。

残業の多さや有給の取得しにくさで苦しんでいる場合、その状況が以下のどちらに当たるのかをまずは考えましょう。

  • 会社全体で残業が多く、有給を取りにくい
  • 店舗に原因があるだけで、他の店舗や部署ではもっと残業が少なく、有給もよく取得できる

残業が多いことや有給を取得しにくいことが会社全体で発生しているなら、部署異動をしても状況が改善されることはありません。転職活動を検討するべきと判断できます。

一方、時点の店舗に原因があるだけで、ほかの部署や店舗では比較的残業が少ない・有給が取得しやすいということなら、まずは状況が改善されるか様子を見てみましょう。

単に、「退職者が短期間で出たために人手が足りない」ということなら、本社から新しく入社した薬剤師が異動してきたり、店舗ごとに採用活動をしたりすることで短期間に問題が解消するケースもあります。

一方、「上司が有給を取得するのに難色を示す」「何となく定時で帰れない雰囲気がある」という場合は、短期間では解決しません。ほかの店舗への異動を願い出るか、転職を検討することになります。

ただ、異動先でも同様の問題が起こる可能性もあります。異動しても自分が希望する働き方を実現できないのであれば、やはり転職を検討したほうが良いでしょう。

賃金の低さ

賃金が低いと感じる場合は、より高年収を目指せる会社への転職をおすすめします。

賃金は企業の就業規則や給与テーブルで決まっていることであり、短期的な解決が難しいためです。

「基本給が低いから残業で稼ぐ」というスタイルの人もいるかもしれませんが、働き方改革で残業時間が削減されてしまうとそれも難しくなります。

今の職場の給与体系を確認し、「残業手当などを除いた基本給が満足できるレベルなのか」を自問してみましょう。

結婚や出産などによるライフスタイルの変化

特に女性の場合、結婚や出産、子育てなどが理由で今までと同じ働き方が難しくなるケースがあります。

時短勤務などに対応した職場であれば、そのまま働き続けても問題はありません。しかし、子育てをしながら働きたい薬剤師をサポートする制度がない場合は、転職した方がワークライフバランスを取れた働き方を実現できるでしょう。

薬剤師が転職先を探す方法

薬剤師が転職先を探す方法

薬剤師とはいえ、転職活動の進め方は一般的な企業に勤めている人と大きくは変わりません。

転職先の探し方として代表的なものは以下の4つです。

  • ハローワークを利用する
  • 企業ホームページで求人を探す
  • 友人・知り合いから紹介を受ける
  • 求人紹介サイトを活用する

ハローワークを利用する

「転職」というキーワードを聞いて、ハローワークを連想する人は多いでしょう。

ハローワークとは、人材を求める事業主や仕事を求める求職者に向けた雇用に関する総合サービスを無料で提供する、公共職業安定所のこと

薬剤師が転職する方法として、ハローワークを活用することも選択肢の1つでしょう。

ハローワークは全国展開している大企業よりも、地元の中小企業が掲載されている傾向にあるため、地元で働きたい人や都市部からUターン転職したい人に向いています。

ただ、ハローワークは薬剤師だけでなく、あらゆる求人が掲載されています。薬剤師に特化した転職サイトや転職エージェントよりも薬剤師向けの求人掲載数が少ない傾向にあります。

例えば「全国の調剤薬局を比較検討したい」という場合にあまりおすすめできません。

薬剤師として転職するならハローワークをメインにするというより、転職サイトや転職エージェントの補助的な意味合いで利用するほうが良いでしょう。

企業ホームページで求人を探す

調剤薬局やドラッグストアなどの公式ホームページにある「リクルート」「人材募集」などと書かれたページにアクセスし、求人情報をチェックする方法です。

募集要項が自分の希望に合致している場合には、企業のホームページから直接応募することになります。

自分のペースで好きな企業の公式サイトを巡ることができるのが大きなメリットです。

ただ、企業の公式ホームページを1社ずつ回って求人をチェックしていくのは、非常に根気が必要な作業です。

また、スケジュール調整や提出書類の準備などを全て自分1人でこなすことになるので、相談できる人がいなくて不安に感じることもあるかもしれません。

狙っている企業が明確で他にあまり興味がない場合や、候補になる企業が少ない場合はこの方法も選択できますが、「誰かに相談しながらじっくりと転職先を比較検討したい」というケースでは向いていません。

友人・知り合いから紹介を受ける

薬剤師に限った話ではありませんが、友人や知り合いからの紹介で転職することも可能です。

薬剤師の場合、大学の同期に誘われる形で引き抜かれるようなケースが想像できるでしょう。

友人からの紹介なら面接に参加できる可能性が高く、スピーディに内定を得られるかもしれません。

ただし、友人からの紹介の場合、雇用条件があいまいになりやすい点に注意が必要です。

条件面を友人から口頭で聞いていただけの場合、「入社直前に労働条件を聞いてみたら全く違った……」というトラブルが発生する可能性もあります。

友人が入社した当時と新入社員の給与待遇が異なる可能性があるため、友人とはいえ鵜呑みにするのは危険です。

雇用条件に関しては友人から口頭で聞くだけではなく、入社の意思を固める前に企業の採用担当者に書面で確認しましょう。

求人紹介サイト(転職サイト)を活用する

最後に紹介するのは、「転職サイト」「転職エージェント」に登録して、オンラインで転職活動を進める方法です。

転職サイトも転職エージェントも、さまざまな業界の求人が1つのサイト上に掲載されていて、希望に合う求人を見つけて転職活動に活かせることは同じです。

両者の違いとしては、主に以下のようなものが挙げられます。

転職サイト 自分の好きなタイミングで転職活動が行える。活動のペースも自由で、誰かに急かされるようなことはない。サイトによってはヘッドハンターや企業側からのスカウトが届くこともある
転職エージェント 専任のキャリアコンサルタントから求人の紹介や書類添削といったサービスを受けられる

これまで紹介してきた「ハローワーク」「企業の求人情報を見て回る」「友人からの紹介」と比較して、もっともおすすめ度が高いのが転職サイトや転職エージェントを活用する方法です。

まず、転職サイトや転職エージェントは企業を退職せず、仕事を続けながら転職活動ができます。一方のハローワークは基本的に離職をした人向けの公共機関であり、在職中の求人応募には一定の制限を受けることがあります。

また、転職サイト・転職エージェントではあらゆる業界・業種の求人が数万~数十万件も集まっています。企業のサイトを1つずつ見て回るよりも効率的に比較検討が可能です。

友人からの紹介と違って募集要項や福利厚生といった情報が正確に記載されているため、入社後の待遇がイメージしやすくなっています。

注意したいのは「転職サイト・転職エージェントの数の多さ」です。それぞれのサイトで強みのある業界やサービス内容が異なるため、どのサービスが自分に合うかを見極めることが難しいと感じる方もいます。

そこで次章では、数ある中から自分に合う転職サイト・転職エージェントを選ぶポイントをみていきましょう。

薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを選ぶ際のポイント

薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを選ぶ際のポイント

前項では転職先の探し方として「ハローワーク」「企業のホームページ」「友人や知り合いからの紹介」「転職サイト・転職エージェント」を候補として紹介しました。

このなかでも特におすすめできるのは「転職サイト・転職エージェント」です。

企業のホームページを一つひとつ回って求人をチェックするのは、企業名を調べてアクセスするだけでもかなりの時間がかかります。また、その企業が従業員を募集しているかどうかも分かりません。

転職サイトであれば、気になる業界や職種の求人が一覧で表示されるので、企業ホームページをチェックして回る必要がありません。

ただ、ひとくちに転職サイト・転職エージェントといっても、その種類やサービス内容はさまざまです。

ここでは、薬剤師が転職サイトや転職エージェントを選ぶ際にチェックしておきたいポイントについて、以下の6点をご紹介します。

  • 総合転職サイトか、専門の転職サイトか
  • 求人数は多いか
  • サイトの使い勝手は良いか
  • サポート体制は秀逸か
  • 転職サイトの口コミや評判は良いものか
  • 運営元は信頼できるのか

総合転職サイトか、専門の転職サイトか

ひとくちに転職サイト・転職エージェントといっても、対象になる転職希望者はサイトによって以下のように異なります。

  • 誰でも利用できる一般的な総合型の転職サイト・転職エージェント
  • 薬剤師の転職に特化した専門性の高い特化型の転職サイト・転職エージェント

薬剤師の方が転職活動をする場合、薬剤師の転職に特化した転職サイトや転職エージェントを選ぶことがおすすめです。

薬剤師からの有力な転職先である「病院」「調剤薬局」「ドラッグストア」「MR」などの求人が多く掲載されており、あらゆる業界の求人が集まった総合型の転職サイト・転職エージェントと比較しても求人の絞り込み検索がしやすいです。

また、特化型の転職エージェントに在籍しているキャリアコンサルタントは薬剤師に関連する業界の転職事情を知り尽くしたプロです。

初めての転職活動で薬剤師が抱える不安に対して的確なアドバイスを受けられたり、希望にピッタリあう優良企業を紹介してもらえたりします。

求人数は多いか

転職サイトや転職エージェントを選ぶ際、特に注目したい項目が「求人数の多さ」です。

掲載企業数が少ない転職サイトや転職エージェントでは候補になる求人が見つからず、優れたサービスやサポートがあったとしても転職を成功させることができません。

また、転職サイトごとに「業種」「職種」の得意・不得意が異なる場合もあります。

例えば同じくらいの求人数の転職サイトでも、「調剤薬局の求人が多いがドラッグストアの求人が少ないサイト」があれば「ドラッグストアの求人が多いが調剤薬局や病院関係の求人は少ないサイト」もあるという具合です。

全業界合計の求人数だけで転職サイトや転職エージェントを決めるのではなく、薬剤師に関係する業界や業種、自分が転職したいと考えている業界や職種の求人数が多いかどうかは必ず確認しましょう。

サイトの使い勝手は良いか

転職サイトや転職エージェントを利用する際、Webサイト自体の使いやすさも重要な要素です。

自分にとって「見にくくて利用しづらい」転職サイトでは、目的のページにたどり着くまでに時間がかかってしまい、ストレスの元になります。時間内に目標としていたページを見つけられないサイトでは、転職活動の効率が大きく低下することが考えられます。

薬剤師として働く方は多忙であり、余った時間を最大限に有効活用して転職活動をしたいと考える人は多いはずです。

転職サイトや転職エージェントを選ぶなら、直感的に操作できて目的のページまで最短で辿り着けるような使い勝手の良いサイトを選ぶと良いでしょう。

サポート体制は秀逸か

転職サイトや転職エージェントごとにサポート内容が異なるケースもあるので、自分にもっとも合うサポートを受けられるサイトを選びましょう。

薬剤師向けの転職サービスは、多くが専属のエージェントがつく転職エージェントですが、サポートしてくれる内容に違いが見られる場合もあります。

  • 公開求人や非公開求人が多く、キャリアコンサルタントが数多くの選択肢を紹介してくれる
  • 求人票には掲載されていない、企業の内部事情を詳細に教えてくれる
  • キャリアコンサルタントの質が高く、転職希望者の質問に丁寧に回答してくれる
  • 退職や入社時のサポートが手厚い

このように、それぞれの転職エージェントで強みがあるので、絞り込んだサイトをいくつか利用してみて、もっとも自分にとって有益なサービスを提供していると考えられるWebサイトを選びましょう。

転職サイトの口コミや評判は良いものか

転職サイトや転職エージェントを利用するか検討中で「口コミや評判がよくないサイトは利用したくない……」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。

転職サイトやエージェントの口コミや評判を知ることは、自分に合うWebサイトを見つけるうえで大いに参考になります。

評価が高く、数多くの転職成功者の口コミや評判が見られる転職サイト・転職エージェントなら、自分も転職を成功させられる可能性が高いでしょう。

ただ、口コミはあくまでも感想であり、自分が利用しても全く同じ結末になるかは分かりません。特に悪い口コミや評判は感情的に書き込まれた可能性もあり、全てを鵜呑みにする必要はないでしょう。

避けたいのは、ろくに情報収集をせずに以下のようなサイト選びをしてしまうことです。

  • 評判をろくに調べず、口コミがよくない転職サイトを利用してしまう
  • 良い口コミや悪い口コミを全て信じて転職サイトやエージェントを絞り込んでしまう

口コミを丁寧に調べるのは大変な作業であり、調べていくのが面倒に感じることもあるかもしれません。ただ、相棒になる転職サイトを決めることは自分の将来に影響する大事な作業なので地道に調べてみましょう。

本記事でも各転職サイトの口コミ・評判を集めた結果を紹介しています。口コミや評判がうまく見つからない人はこちらも参考にしてみてください。

参照:薬剤師が転職活動で利用するのにおすすめの転職サイト

良い口コミのサイトを見つけたら、積極的に会員登録をして自分で操作してみましょう。

キャリアコンサルタントと話をしたりサポートサービスをチェックしたりして、自分もその転職サイト・転職エージェントに満足できることを確かめてみましょう。

運営元は信頼できるのか

薬剤師は専門スキルと資格を持った有望な逸材ですが、いざ転職活動を始めると人によっては内定を得るまでに長い時間がかかることもあります。長い時間をかけて利用する転職サイト・転職エージェントが、信頼できるところであるかは安心して転職活動を進めるにあたって非常に重要です。

転職サイトや転職エージェントを比較しても絞り切れない場合は、運営元が信頼できる企業かどうかも1つの判断材料にすることをおすすめします。

信頼できるWebサイトを探すなら、運営元の特徴が以下のどれかに当てはまっていることを確認してみましょう。

  • 転職サイト・エージェントの運営歴が長い(10年以上が理想)
  • 転職成功の実績が豊富で、公式サイト上で数値実績やインタビューが記載されている
  • 運営元の企業がプライム市場などに上場している

まだ運営が開始されて間もない転職サイトや、転職実績が公表されていない転職サイトでも一律に悪いと決まったわけではありません。とはいえ、利用するならやはり実績豊富な老舗の転職サイト・転職エージェントのほうが安心です。

気になる転職サイトや転職エージェントが見つかったら、運営元の情報もセットで確認してみると良いでしょう。

薬剤師が転職サイトを利用することのメリット

薬剤師が転職サイトを利用することのメリット

いまの仕事から別の仕事に乗り換えたい人が転職活動をするにあたって、利用できるサービスには「ハローワーク」「求人情報誌」「転職サイト」「転職エージェント」などがあります。

多忙な薬剤師の方が転職を成功させるなら、休日に在宅で仕事探しができ、サイトごとのサポートを受けられる転職サイトや転職エージェントの利用がおすすめです。各種サービスを利用することで、貴重なプライベートの時間を有効に活用して効率良く転職活動が進められます。

ここでは、薬剤師が転職活動で「転職サイト」「転職エージェント」を利用することのメリットについて紹介します。

具体的に考えられるメリットは以下のとおりです。

  • 無料で手厚いサポートが受けられる
  • 全国の求人情報が手に入る
  • 募集要項だけでは分からない裏情報をもらえるときがある
  • 履歴書・職務経歴書の作成をサポートしてくれる
  • 薬剤師業界に精通したキャリアコンサルタントのサポートがある
  • いま勤めている会社を円満に退社しやすい
  • 掲載にコストがかかることで採用に積極的であることも多い

無料で手厚いサポートが受けられる

転職エージェントも転職サイトも、転職希望者は無料で利用ができます。その理由は、転職サイトも転職エージェントも、企業側から広告料や報酬を受け取っているためです。

転職サイト:求人掲載時に企業が広告料を支払う

転職エージェント:転職希望者が入社した段階で企業から報酬が支払われる

企業からの支払いによって利益を得ているため、転職希望者は無料でさまざまなサービスを受けることができます。

特に転職エージェントなら、「希望に合う求人の紹介」「書類の添削」「企業への推薦」「模擬面接」「面接への同行」「退職・入社のスケジュール作成」など、至れり尽くせりなサービスを利用することが可能です。

全国の求人情報が手に入る

転職サイトまたは転職エージェントが全国の求人に対応していれば、全国の求人を一気に紹介してくれることもあります。

薬剤師の方のなかには、「東京に出て働いてみたい」「地元にUターンして再就職したい」など、働く地域について希望を持っている人も少なくないでしょう。

全国規模で求人を集めている転職サイトや転職エージェントなら、Uターン転職やIターン転職の夢を叶えることも十分に可能でしょう。

また、転職エージェントなら、ほかの転職サイトや一般的な求人広告では出回らない「非公開求人」を抱えている場合もあります。

非公開求人は一般的な採用よりも高いステージ(管理職・役員など)の求人が多く、より好待遇な求人に出会える可能性があります。

募集要項だけでは分からない裏情報をもらえるときがある

転職エージェントでは専任のキャリアコンサルタントが希望に近い企業の求人を紹介してくれますが、ただ単に情報を流してくれるだけではありません。

求人情報だけでは分からない「職場の雰囲気」「人間関係」など、いわゆる裏情報まで教えてくれます。

求人情報だけで「自分に合う天職だ」と思っていざ転職してみると、人間関係がうまくいかなくて早期退職になってしまうようなケースは決して少なくありません。

キャリアコンサルタントから職場の雰囲気や社風などを事前に聞いておくことでミスマッチのない転職が可能になります。

なお、一部の転職サイトでも面談による相談サービスを実施していることがあります。転職エージェント同様に、求人情報に載らない情報まで教えてくれるでしょう。

いま転職サイトを利用している人は、面談サービスを利用できるか確認してみましょう。もし面談サービスがない場合、面談サービスありの転職サイトや転職エージェントを2社目に利用してみると良いでしょう。面談を通じて、普通に転職活動をしただけでは手に入らない情報を得られます。

履歴書・職務経歴書の作成をサポートしてくれる

転職エージェントを利用する場合、履歴書や職務経歴書の作成をサポートしてくれたり、作成した書類の添削をしてくれたりします。

転職サイトを通じて自分で応募する場合、1社ごとに職務経歴書や履歴書を作成して、応募先に送付・送信する手間が発生します。また、作成した書類の内容について誰にもチェックしてもらえないため、仮に書類審査を通過できなくても何が原因かが分かりにくいです。

転職エージェントを利用する場合、企業ごとにどのような書類を作成すれば採用担当者に評価されやすいかをアドバイスしてくれます。

また、実際に作成した履歴書や職務経歴書の添削までしてくれるので、より状態の良い書類を企業に提出できるようになります。

何としても書類選考を突破したい人や、書類選考の通過率を少しでも高めたい人は、転職エージェントを利用すると良いでしょう。

薬剤師業界に精通したキャリアコンサルタントのサポートがある

薬剤師に特化した転職サイト・転職エージェントに登録する場合、転職希望者1人につき1人の専任キャリアコンサルタントがつくことが多いです、

各キャリアコンサルタントは薬剤師の仕事や転職事情に詳しいプロであり、薬剤師の仕事内容や大変さを理解したうえで親身に相談にのってくれます。

不安や悩みに対する的確なアドバイスを受けることができれば気になっていた悩みが解消され、晴れやかな気持ちで転職活動に集中できるようになるでしょう。

いま勤めている会社を円満に退社しやすい

転職エージェントを利用することで、いまの会社の退職と新しい職場への入社を両方サポートしてくれるメリットも得られます。

新しい仕事が決まったあと、今まで働いていた企業に退職届を提出し、退職手続きを進めなければいけません。

「退職の意思を示す」「引き止め対策をおこなう」「引継ぎ」「挨拶回り」などやることが多く、不安を感じる人も多いでしょう。

転職エージェントでは、「退職を願い出るのに最適なタイミング」や伝え方についてアドバイスをしてくれます。初めて転職を経験する人でも、スムーズに転職活動を進められるはずです。

仮にいまの企業と退職日の交渉がうまくいかなかった場合、入社予定の企業との入社日の再交渉を転職エージェントに依頼することもできます。延期せずに入社できるのが一番ですが、どうしても退職に手間取っている場合は相談してみましょう。

ただし、転職エージェントで利用できる退職に関するアドバイスはあくまで「入社日の調整」「退職手続きを進めるアドバイス」に留まります。

利用者に代わって退職手続きを進める、いわゆる「退職代行サービス」は提供していません。

あくまでも退職の手続きは自分自身で進めなければいけないことは覚えておきましょう。

掲載にコストがかかることで採用に積極的であることも多い

薬剤師向けの「転職サイト」に掲載されている企業は、積極的に採用をしていることが多いです。

企業の求人を転職サイトに掲載する際、数十万円単位で掲載料・広告料が発生します。

無料で掲載できるハローワークではなくわざわざコストがかかる転職サイトに掲載している以上、「良い人材を獲得したい」と採用に積極的であることが考えられます。

ちなみに、「転職エージェント」では成果報酬型の手数料を採用しているケースが多いです。転職者が転職エージェントの仲介を通して企業に入社した段階で、一定の手数料(一般的には年収額の30%程度)を企業から転職エージェントに支払うという仕組みです。

すでにコストが発生している転職サイトと異なり、長い目線で転職希望者を探している可能性があります。

いますぐに優秀な人材が欲しいと考えている採用意欲の高い企業を探すなら、転職サイトをメインに登録してみるのがおすすめです。

薬剤師が転職サイト・転職エージェントを利用することのデメリット

薬剤師が転職サイト・転職エージェントを利用することのデメリット

薬剤師が転職サイトや転職エージェントを利用することで「キャリアコンサルタントからの手厚いサポートが受けられる」「求人情報だけでは分からない職場の雰囲気などの裏情報を教えてもらえるときがある」など、さまざまなメリットがあります。

ただし、転職サイトや転職エージェントのサービスについて、人によってはデメリットに感じるものもあります。

ここでは、薬剤師が転職サイトや転職エージェントを利用するにあたって、デメリットに感じやすい部分について紹介します。

具体的にデメリットとして挙げられる内容は以下のとおりです。

  • 担当者と相性の悪さを感じることがある
  • キャリアコンサルタントごとにサポートスキルに差が出る
  • 連絡がしつこいと感じることもある

担当者と相性の悪さを感じることがある

転職サイトや転職エージェントを利用すると、専属のキャリアコンサルタントから求人を紹介してもらえたり、希望する転職先について希望を聞いてもらえたりします。

ただ、キャリアコンサルタントも人間なので、ユーザーから見て「話がかみ合わない」「相性が良くない」と感じることもあるかもしれません。

担当のキャリアコンサルタントと自分の相性が悪いと感じたら、遠慮せずに転職エージェントに担当者の交代ができないか相談してみましょう。

また、複数の転職エージェントを利用するという選択肢もあります。複数のキャリアコンサルタントとやりとりをしてみて、もっとも相性が良いと感じた担当者が在籍する転職エージェントをメインで利用することで、ストレスなく転職活動ができるでしょう。

キャリアコンサルタントごとにサポートスキルに差が出る

転職エージェントは、転職活動について知り尽くしたプロのキャリアコンサルタントが複数名在籍しています。

ただし、キャリアコンサルタントによっても知識やサポートスキルに違いがある点には注意が必要です。

例えば「若手のキャリアコンサルタント」「ベテランのキャリアコンサルタント」では、業界に対する知識量や、サポートを受けられるタイミングなどに差が出ます。

また、ベテランのキャリアコンサルタントでも人によってサポートの内容が異なるケースもあります。

サポートを十分に受けられていないと感じるなら、早いうちに転職エージェントに担当者の交代を申し出ましょう。ただ、交代した担当者もサポートスキルに満足できない可能性もあります。

交代しても満足するサポートを受けられないなら、別の転職エージェントに登録してみることも選択肢の1つです。

連絡がしつこいと感じることもある

転職エージェントは、企業が求人を掲載したり、転職希望者が利用したりするのにお金がかかりません。

転職希望者が内定を得て企業に入社して初めて、転職エージェントに手数料が支払われるシステムです。

いかに多くの転職希望者が内定を得られるかが企業の業績に直結するため、キャリアコンサルタントはそれぞれ転職希望者が内定を得る数について数値目標が与えられています。

担当者によっては、転職希望者が希望していない「内定を得やすい求人」ばかりを何度も紹介してくる可能性もあります。自分のペースでゆっくり転職したい人や目標・希望を妥協したくない人は紹介求人を断っても問題ありません。

ただし、求人の紹介を受けても求人応募などのリアクションをしない場合、担当者によっては転職を急かすような連絡をしてくる可能性もあります。

転職希望者にとって「質が低い」「親身になってくれない」と思うなら、正直に転職エージェントの運営に理由を話して担当者を交代してもらいましょう。

応募できる求人が制限されるケースがある

転職エージェントを利用する場合、基本的にはキャリアコンサルタントから自分に合う求人が紹介されるのを待つことになります。

ただ、転職希望者のスキルや経験が企業の求める人物像にマッチしていない場合、キャリアコンサルタントの判断で求人が紹介されないケースもあります。

自分の好きなタイミングで求人を探したい人や、気になる企業に自由にエントリーしたい人は、自分だけで転職活動を進められる「転職サイト」のほうが合っているかもしれません。

一方、転職エージェントでは自分のスキルや経験次第で、自分が想定していた以上の企業の求人を紹介してもらえることもあります。

転職エージェントで可能な限り多くの求人を紹介してもらうなら、応募に必要な情報を単に伝えるだけでなく、自分の魅力を余すところなくキャリアコンサルタントにアピールすることが大切です。

薬剤師の資格を活かせる主な転職先

薬剤師の資格を活かせる主な転職先

薬剤師の資格を活かして転職するなら、同じ薬剤師で転職するのがもっとも効果的です。

しかし、薬剤師の仕事で得た知識や経験が活きる業界や職種はほかにも多くあります。

「薬剤師時代の知識を活かしながら、薬剤師以外の仕事にチャレンジしたい」と思っている方が、薬剤師以外の仕事を見つけることは十分に可能です。

例えば製薬会社の研究職などは、薬剤師としての知識をフル活用しながら研究を進めることができるでしょう。

もちろん、薬剤師の資格を活かせる仕事はほかにもたくさんあります。薬剤師からほかの職種への転職を希望している方は、まず「薬剤師の資格を活かせる仕事とは何なのか」について理解を深めておきましょう。

薬剤師の資格を活かせる職場として、主に考えられるのは以下のような仕事です。

  • 調剤薬局・ドラッグストア
  • MR
  • 病院
  • CRO・SMO
  • 製薬会社の研究職
  • SMOの治験コーディネーター

調剤薬局・ドラッグストア

ドラッグストアは、調剤薬局と並んで薬剤師資格を持つ人の就職・転職先として一般的な業種です。

全国にチェーン店を展開する企業が多数あることから求人が多く、ほかの職種に比べて転職しやすいというメリットがあります。

また、薬剤師の資格を持っている人は持っていない人よりも圧倒的に高年収が実現できる点もメリットです。

例えば某大手の求人を見てみると「総合職」と「薬剤師職」で以下のように給料が異なります。

総合職 全国社員:大学卒/月給220,000円以上
地域社員:大学卒/月給198,000円以上
薬剤師職 月給335,000円~
キャリア採用(店舗運営スタッフ)の月収比較

薬剤師の業務内容は調剤薬局・ドラッグストア併設調剤薬局、在宅医療と書かれていて、店舗運営に従事する総合職とは異なります。

いずれにしても、薬剤師資格を持っていることで毎月10万円以上、年間で120万円以上の収入の差が発生します。

ただし、店舗にもよりますが、ドラッグストアでは薬剤師でも総合職と同様に店舗の品出しやレジ、接客、シフト作成を行うことが多いです。

薬剤に関する知識や調薬のスキルだけでなく、コミュニケーションスキルや従業員の管理能力など、店舗を運営するための総合的な能力も求められます。

MR

MRは「Medical Representative」の略で、医薬品メーカーで働く医薬情報担当者のことです。

病院やクリニックに自社の医療用医薬品の情報を提供したり、使用された医薬品の有効性をヒアリングしたりといったことが仕事になります。

医療機関に医薬品を売り込む「営業マン」と考えると分かりやすいでしょう。

MRとして働くなら、売り込む医薬品が「どのような疾患に有効か」「どのような効果があるか」「類似の医薬品と何が違うか」「服薬のメリット・デメリット」などを説明することが求められます。

医師や薬剤師と対等に話し合うには専門的な知識の習得が不可欠です。医薬品の効能を説明するためには、文献にもとづくデータやエビデンスの提供も必要です。

医薬品のプロである薬剤師の知識はMRにマッチしており、転職後も薬剤師の知識を活かして活躍することも十分に可能でしょう。

病院

病院は、薬剤師の転職先として代表的なものの1つです。主な業務は病院内の調剤で、細心の医学や薬学に合う専門知識を用いた調剤スキルが求められます。

病院は医師・看護師・薬剤師などさまざまな医療従事者が各分野で専門家として意見を出し合う「チーム医療」が日夜おこなわれています。

病院でしか経験できない業務があったり、チーム医療で他の医療従事者とのやりとりが求められたりすることで、専門的なスキルやコミュニケーション能力が自然と身についていきます。

近年は「専門薬剤師」という認定制度が発足されるなど、薬剤師の高度な専門知識の重要性が注目を集めるようになっています。チーム医療のなかでも薬剤の専門家としての役割が強く求められています。

労働環境に目を向けると、調剤薬局やドラッグストアよりも働きやすいケースが少なくありません。病棟の営業時間が平日8:30~17:30前後が主流であるためです。もちろん、病院によっては土日祝日の勤務や夜勤が必要な可能性もあります。

転職希望の病院に土日祝日の勤務や夜勤がないか、事前に確認しておきましょう。

また、女性の薬剤師の方は、育休からの復職がしやすいというメリットもあります。病院内には保育施設が設けられているケースも多く、育休上がりに子どもを保育施設にあずけながら働くことができます。

CRO

CROは「Contract Research Organization」の略で、日本語では「医薬品開発業務受託機関」と呼ばれています。

製薬会社の医薬品開発で避けては通れない「治験」について、製薬会社から委託されて代行するのが主な仕事です。

治験とは、薬の候補になる物質を健康な成人や患者に使用し、「効果」「安全性」「適正な投与量」「投与方法」などを確認する臨床試験のこと

受託する主な業務内容は以下のとおりです。

  • 臨床試験の実施・モニタリング
  • 症例報告書のデータマネジメント
  • 新薬承認申請の実施・支援
  • 医薬品の流通販売後の安全性の調査分析 など

新薬の臨床試験には膨大な時間とコストがかかるだけでなく、薬学に関する専門的な知識が求められます。薬の専門家である薬剤師なら、CROとして活躍できる可能性は十分にあるでしょう。

一般社団法人日本CRO協会によれば16年で約10倍まで市場が成長しており、今後も拡大傾向が見込まれています

参照:一般社団法人日本CRO協会|CROで働く魅力とは

将来性の高い業界で働きたい人にとって、CROは魅力的な業種といえます。

製薬会社の研究職

製薬会社は薬剤師にとって人気の仕事先の1つです。調剤や服薬指導をおこなう一般的な薬剤師と異なり、薬の研究や開発に携わることが多く、大きなやりがいを感じながら仕事ができるメリットがあります。

新薬のアイデアを医薬品にするための設計や製造をおこなうのが主な仕事であり、臨床試験を進めることで新薬としての効果と安全性を両立させていくことになります。

ドラッグストアや調剤薬局のようなレジ業務や顧客への説明といった仕事と比較して、対人ストレスなく仕事を進めやすい点もメリットです。

また待遇面でみても、一般的なドラッグストアや調剤薬局よりも働きやすい環境が整っています。

大手なら土日祝日は休みで、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みなどに長期休暇を取得することも可能です。プライベートと仕事を両立させたい方にとって、理想的な労働環境が提供されているケースも少なくありません。

ただし、人気が高く、なかなか求人が掲載されません。少しでも研究職に興味があれば、製薬会社の求人を見かけたらすぐに申し込むことをおすすめします。

デメリットとしては、製薬会社で得る知識は薬剤師以外に活かしにくいことです。将来的に全く違うキャリアを希望する際に、スキルとしてアピールしにくい点は覚えておきましょう。

SMOの治験コーディネーター

SMOはSite Management Organizationの略で、日本語では「治験施設支援機関」と呼ばれています。

医療機関と提携して治験コーディネーター(CRC)を派遣して、治験業務がスムーズに進むように支援するのが主な仕事です。

支援する内容は、担当医師による治験実施の説明や被験者の選定、患者への説明など多岐に渡ります。

治験コーディネーターとして働くには特別な資格は必要ありません。ただ、医療者や患者に医薬品や治療法を説明する必要があるため、薬剤師や看護師、臨床検査技師など医療関係の有資格者が適任であるといえます。

薬剤師資格を保有しているなら、SMOへの採用面接で強くアピールできるでしょう。

製薬関連以外にも薬剤師の資格を活用できる転職先がある

製薬関連以外にも薬剤師の資格を活用できる転職先がある

前章では製薬業界に関連した職種を紹介しましたが、他の業界でも薬剤師の資格やスキルを活かすことは可能です。

ここでは、製薬関連の企業以外に薬剤師の転職先としておすすめの業界・職種をご紹介します。

  • 在宅医療の現場スタッフ
  • 学校薬剤師
  • 薬科大学や専門学校の教員職
  • メディカルライター
  • 公務員

在宅医療の現場スタッフ

医療の技術は確実に進歩しており、入院日数は年々短くなっています。

一方、超高齢化社会に移行している影響もあって、医療を受ける場所は病院から自宅に移行しつつあります。

薬剤師においても、今後の活躍の場面は病院や調剤薬局だけはありません。在宅医療の現場での活躍が期待されています。

在宅医療の現場で働く薬剤師は、個人宅や介護施設に訪問して薬の配達や服薬指導をするのが主な役割です。薬の残り具合を管理して次回の受診のタイミングを伝えることや、患者の状態によって錠剤を粉砕したり味を隠したりといった細かい対応をすることも求められます。

また、終末医療を自宅で過ごす患者さんに対して、医療用麻酔の提案や管理をすることも、薬剤師が関わる重要な仕事です。

学校薬剤師

学校に所属する薬剤師として働く道もあります。

学校薬剤師とは、認定こども園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、高等専門学校などで働く薬剤師のことです。

主な業務としては、以下のようなものがあります。

  • 薬品類の使用・保管
  • 学校環境衛生(換気、採光、照明など)の維持管理に関する指導
  • 健康相談・保健指導 など

大学を除く学校では学校薬剤師を選任することが学校保健安全法で定められており、薬剤師の有資格者であれば学校薬剤師になることは可能です。

ただし、地域の薬剤師会を通して委託されることになり、学校薬剤師を専業で従事する求人が転職サイトに載ることはほとんどないと思っておいて良いでしょう。

薬科大学や専門学校の教員職

薬科大学や専門学校の教職員として活躍することも可能です。

薬科大学で教員として働くには博士号が必要なケースが多いですが、興味のある分野をとことん研究できる魅力があります。

一方、薬剤師として得た知識や経験で、専門学校の教師や国家試験予備校の講師として採用される道もあります。

いずれも人にものを教えたり、学生やその親とやりとりをしたりすることから、コミュニケーション能力が求められる仕事です。

メディカルライター

メディカルライターとは、一般人向けや専門職向けの雑誌やWebサイトに向けて医療情報を執筆する人のことです。

所属する組織は幅広く、医療系の広告代理店や医療系の出版社に属するケース以外に、フリーランスとして個人で活動しているケースもあります。

医療や調剤の現場に立つわけではないので、専門的な知識があれば資格は必須ではありません。しかし、実際には専門性の高さを証明できる薬剤師や医師、看護師の有資格者が採用試験で評価されやすいです。

専門的な資格と知識を活かし、すでに完成した記事の「監修業務」を依頼されることもあります。

公務員

薬剤師は民間企業や医療機関だけでなく、公務員として働くこともできます。

公務員薬剤師は国や地方自治体などの行政機関で働く薬剤師であり、「国家公務員薬剤師」「地方公務員薬剤師」に分かれます。

ひとくちに公務員薬剤師といっても職種は幅広く、一例としては以下のような仕事があります。

  • 自衛隊で勤務する薬剤官(自衛隊薬剤師)
  • 国の機関に所属する薬系技官
  • 麻薬取締官
  • 都道府県や保健所、公立病院など

民間のドラッグストアや調剤薬局と異なり、業績悪化で減給されたり解雇されたりする心配は無用です。昇給やボーナスも安定していて勤続年数によって年収も徐々に増加していくため、安定した働き方を目指す人にはおすすめの選択肢といえます。

ただし、国家公務員採用試験や都道府県や市町村が実施する公務員試験に合格する必要があり、民間企業に採用されるのに比べて難易度が高くなっています。

公務員に応募するには一般的に20代後半~30歳までの年齢制限もあるため、公務員薬剤師を目指すなら少しでも若いうちから試験対策を始めることが肝心です。

薬剤師が転職サイトを利用して転職活動を進める流れ

薬剤師が転職サイトを利用して転職活動を進める流れ

薬剤師が転職活動をするのに転職サイトを利用する場合でも、求人検索や応募は自分でしなければならないケースも少なくありません。

転職エージェントなら求人紹介や応募手続きは担当のキャリアコンサルタントに任せられますが、いずれにしても転職活動の流れを知っておくことは大切です。

基本的に、転職活動は以下のようなスケジュールで進んでいきます。

  1. 事前準備
  2. 会員登録
  3. 求人検索・求人紹介
  4. 書類選考
  5. 面接
  6. 内定受諾・退職手続き
  7. 入社

事前準備

薬剤師の方が転職サイトや転職エージェントに登録する前に以下のような書類を準備しておきましょう。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 薬剤師免許証
  • 保険薬剤師登録票

面接時にはこの4点が必要になることが多いので、事前に準備しておくと、直前に急いで用意する必要がなくなります。

会員登録

登録したい転職サイトや転職エージェントが決まったあとは登録作業をすることになります。

各転職サイトや転職エージェントのトップページに移動し、申し込みフォームから情報を登録します。

入力する項目は転職希望者の個人情報や職務経歴に関することです。サイトによって入力内容に若干の違いがありますが、一般的に以下のような内容を確認されます。

  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 希望する転職先
  • 転職希望時期
  • 希望勤務地
  • 前職の業種
  • 経験したことのある職種
  • 現在、または直近の年収 など

転職サイトでは登録完了後すぐに求人の検索や応募が可能です。

専任のキャリアコンサルタントがつく転職エージェントの場合は、登録後に初回面談が入ります。入力した情報を転職エージェント側が確認した数日後にメールか電話で返信がくるので対応しましょう。

キャリアコンサルタントとの初回面談では、職歴や希望する業界・職種などの聞き取りが行われます。

転職エージェントではキャリアコンサルタントから求人を紹介してもらえますが、この面談で説明した希望する待遇や働き方に近い求人が紹介される仕組みです。

求人検索・求人紹介

転職サイトでは、自分の好きなタイミングで掲載されている企業に応募できます。ときには企業やヘッドハンターからのスカウトが届くこともあるので、気になる企業からのスカウトであれば返信しましょう。

転職エージェントでも公開求人を検索することができますが、メインになるのはキャリアコンサルタントからの求人紹介です。

紹介されたなかに気になる企業があれば、応募の意思をキャリアコンサルタントに伝えてみましょう。転職希望者に代わって応募の手続きをしてくれます。

ただし、全て自分が希望する職種や待遇の仕事だけが紹介されるわけではありません。

紹介された求人が自分の希望に沿っていない場合は遠慮なく断ってしまって問題ありません。このとき「なぜ応募しようと思えないか」を明確にキャリアコンサルタントに伝えましょう。次回以降は、より自分の希望に近い企業が紹介される可能性が高くなるでしょう。

書類選考

気になる企業が見つかったあとは、いよいよ企業に応募して書類選考を受けることになります。

転職サイトは自分で応募が必要ですが、転職エージェントはキャリアコンサルタントが応募を代行してくれるので簡単です。

企業の採用担当者は、転職希望者やキャリアコンサルタントから受け取った履歴書や職務経歴書で評価をしていきます。応募の必須条件(年齢や資格など)を満たしているかはもちろんのこと、志望動機や自己PR、提出書類が丁寧に作成されているか、空欄がないかといった一般常識の部分まで、あらゆる部分が選考の対象になるので注意が必要です。

書類選考をクリアしたか否かの連絡は、一般的に1~2週間くらいで届くことになります。

もし「書類選考を受けずに面接に進みたい」と考えている場合、転職サイトのスカウト機能に登録しましょう。

スカウトはヘッドハンターだけでなく、企業の採用担当者から直接送られてくる場合があります。企業からのスカウトがきた時点で採用担当者は転職希望者のレジュメ(職務経歴書)を確認済みであるため、書類選考なしで面接に進めるケースが多いです。

面接

書類選考を突破したあとは、採用担当者との面談に進みます。

面接では履歴書や職務経歴書に書かれた内容について、更に詳しい話を聞かれることになります。

単に履歴書や職務経歴書の内容を繰り返し話すのではなく、履歴書や職務経歴書に書ききれなかったエピソードや熱意を語ることが大切です。

また、面接時には指定のあった持ち物を忘れずに持参してください。メモ帳や筆記用具も持参して必要な内容でメモをとると、入社熱意のある人材として好印象を与えられる可能性もあるでしょう。

なお、面接の合否の連絡は、面接日から1週間前後で届くことが多いです。

内定受諾・退職手続き

内定受諾後は今働いている職場に退職の意向を伝えましょう。退職日を決めないと転職先への入社日を決められないため、仮に引き止められたとしても明確に退職日を決めるように話を進めてください。

一方、転職先の企業からは「労働条件明示書」という書類が届きます。給与や月の労働日数、残業、福利厚生などの労働条件が記載された書類です。求人情報や面接時に説明された内容に相違がないことを確認しておきましょう。

入社

入社日になったら、出勤時間や場所、服装、持ち物などにミスがないことを確認して出勤しましょう。

無事に入社できれば転職活動は完了です。

なお、転職エージェントを利用する場合、入社から数日後に転職後の状況を聞かれる可能性があります。条件面で相違があったり、不安に感じていることがあったりしたときは正直に報告して、悩みを解決した状態で仕事に臨みましょう。

薬剤師が転職を成功させるためのポイント

薬剤師が転職を成功させるためのポイント

薬剤師は難易度の高い国家資格を持った薬剤のプロですから、転職市場でも有利になることが考えられます。

しかし、ただ闇雲に登録するだけでは、自分が希望する企業から内定を得られない可能性もあります。

そこで、薬剤師が転職を成功するために事前に知っておきたいコツ・ポイントを紹介します。

これから転職活動を始めようと思っている薬剤師の方は、以下の4つのポイントを把握しておきましょう。

  • 転職の目的や軸を明確にする
  • 自分のスキルや資格を活かせる仕事にする
  • 転職に有利な時期を選ぶ
  • 面談では第一印象を大切に

転職の目的や軸を明確にする

薬剤師に限ったことではありませんが、転職を成功させるなら転職の目的や軸を明確にしておくことが大切です。

転職する目的については、同じ薬剤師でも全く異なります。あくまでも一例ですが、以下のような目的で転職活動をするケースが多いはずです。

  • やりがいを見つけたい
  • 今よりも高年収の職場を探したい
  • ワークライフバランスを整えたい
  • 人間関係で苦労しない職場を探したい
  • 通勤距離が短い仕事を見つけたい など

上記のどれを自分の目的にするかによって、探すべき求人は全く異なってきます。

目的が明確でないまま転職活動をして内定を得たとしても、入社後に不満を感じて早期退職する可能性もあります。

まず、自分が今の職場で不満に感じていることや、転職したらどのような待遇・働き方が良いのかを紙に書き出してみましょう。

次に、書き出した希望条件に「優先度」をつけます。全ての希望条件をクリアできる企業はほぼないため、早期に転職を成功させるなら「絶対にゆずれない条件」は厳選しましょう。

「残業さえなければ通勤時間が長くても我慢できる」「年間休日が多ければ給与は多少低くても良い」など、希望条件に優先準備をつけることで、実際に求人同士を比較検討する際のものさしになります。

「何を最優先するのか」という転職の軸が明確になれば、数ある求人から第一候補を絞りやすくなるでしょう。

どうしても自分だけで転職活動の軸を決められない場合は、転職エージェントを利用しましょう。キャリアコンサルタントに相談することで自分では決められなかった転職の軸の決め方についてアドバイスを受け取れます。

自分のスキルや資格を活かせる仕事にする

転職先を探すなら、これまで自分が身に着けたスキルや経験を活かせるかを考えましょう。

薬剤師以外の道に進みたいと考えて異業種に飛び込む覚悟がある人も多くいるでしょうが、今までのスキルを全く活かさないのはもったいないです。

薬剤師では調剤や服薬指導だけでなく、往診同行による在宅医療などあらゆる経験を積んできたはずです。

これまで積み上げてきた薬剤師のキャリアや専門知識を活かせる職場を選ぶことで即戦力として活躍でき、職場にも早くなじむことができます。

転職に有利な時期を選ぶ

転職活動を有利に進めるなら、求人が多い時期や、転職希望者が少ないタイミングを狙うと良いでしょう。

例えば冬のボーナスが支給されてから、新年度を迎えるまでの12~1月は、薬剤師に限らず求人募集が増える傾向にあります。

さまざまな求人を比較検討しやすく、自分の希望に近い企業に絞って転職活動を進めることも可能です。

ただし、12~3月は転職市場が活況でライバルが多く、希望に近い企業が複数見つかっても簡単に内定を得られるとは限りません。できるだけ早いうちから業界研究や企業研究を進めて、ライバルに差をつけた状態で転職活動に挑みましょう。

逆に転職希望者が少ない時期を狙うというのも1つの方法です。夏のボーナスが支給される8月から冬のボーナスが支給される12月までの間は、一般的に転職を考える人が比較的少ないと言われています。

ほかの転職希望者と争いにくく、じっくりと会社選びができるメリットがあります。

ただし、12~1月と比べて求人が少ない傾向にあるため、希望に近い企業が見つかりにくいというデメリットもあります。

面談では第一印象を大切に

「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことはありませんか?

「メラビアンの法則」と呼ばれるもので、相手に自分の感情を伝えるとき、実際の言葉そのものが占める割合は全体の約7%にすぎず、そのほかの大部分は見た目から感じ取れる情報が占められているというものです。

面接でも同様、採用担当者の目に映る転職希望者の見た目で、第一印象がほぼ決まってしまうと思っていたほうが良いでしょう。

以下のような見た目では、どれだけ立派な志望動機や自己PRを用意していたとしても、採用担当者の評価が下がってしまう可能性があります。

採用面接で避けたい見た目
  • 髪の毛がボサボサで整えられていない
  • ワイシャツにシワや汚れがある
  • 革靴に汚れが目立つ
  • 男性は無精ひげが生えている
  • 面接にふさわしくない華美な服装である など

医療関係に転職する際に限ったことではありませんが、清潔感を大切にして当日の服装や身だしなみをチェックしましょう。

面接や企業説明会の前はスーツをクリーニングに出したり、ワイシャツにアイロンをかけたり、美容室で髪型を整えたりと、できる範囲で身だしなみに気を遣いましょう。

薬剤師の転職に関してよくある質問

薬剤師の転職に関してよくある質問

最後に、薬剤師の転職についてよくある質問と解答をまとめました。

転職サイトに登録するとしつこい連絡がくるの?

薬剤師型の転職サイトの場合、担当のキャリアコンサルタントがついて転職をサポートしてくれる「エージェント型」であることが多いです。

希望する求人の特徴をキャリアコンサルタントに伝えることで、条件に合う求人をどんどん紹介してくれます。

ただし、連絡が密になるので、人によっては「しつこい」と感じることもあるかもしれません。キャリアコンサルタントは転職希望者が内定を得て転職を成功させることで初めて評価されるので、希望とは違う求人でもどんどん紹介してくる場合もあります。

希望しないジャンルや待遇の求人ばかり紹介されるときは「希望する内容に絞って紹介して下さい」と正直に伝えて問題ありません。条件を絞れば紹介される回数は少なくなるため、しつこいと感じにくくなります。

転職しないほうが良い薬剤師の特徴は?

転職しないほうが良い薬剤師の特徴としては「自社の良さを再認識した人」や「転職活動中に自社の待遇が向上した人」です。

転職活動を始める前は自分の職場に対して不満を感じていた人でも、転職活動を通じて「今の職場って、悪くないんじゃ?」「今の職場の待遇の良さが分かった」となるケースがあります。

転職活動を通じて自社の良さを再認識し、その良さが今まで感じていた不満を我慢するに値するものであれば、転職活動はせずに今のまま働き続けたほうが良いかもしれません。

また、転職活動をしているあいだに「賞与が大幅に上がった」「査定が上がって基本給が上昇した」「ワークライフバランスが整った」といったように、職場で不満に感じていた待遇が改善することもあります。

転職の理由が「待遇が悪いから」というものである場合、待遇が改善されれば無理に転職する必要もなくなります。

薬剤師の年齢は若すぎたり年齢が高すぎたりするとダメ?

ひと昔前まで薬剤師は人手不足とされており、年齢や経歴で書類選考を通過できないことがないような状態が続いていました。

ただ、昨今では年齢要件などが合わないと書類選考で落ちるケースもあるようです。

転職サイトで求人の募集要件を見ると、年齢について上限が設けられているケースもあるかもしれません。今後は薬剤師の採用が厳格化されることを前提に自分の年齢を振り返り、転職活動を始めるかを決めると良いでしょう。

とはいえ、20代に関しては一般的な転職市場と同様、将来性や伸びしろがあることから、求人応募の条件から漏れてしまうことはほぼないでしょう。企業は長期的に活躍してくれる人材を集めているため、年齢が若いに越したことはありません。

逆に、50~60歳以上といった高齢の薬剤師の場合、書類選考の段階で採用が見送りになる可能性が高くなります。これは一般企業でも同様で、50~60歳代から正社員として雇うところはほぼありません。仮に採用されるとしたら、契約社員など正社員以外の雇用形態になることが多いです。

50~60歳の薬剤師でも転職を諦める必要はありませんが、正社員という雇用形態にこだわると転職が難しくなるかもしれません。

まとめ:薬剤師が転職するならどの業界でも転職サイト・転職エージェントがおすすめ

薬剤師から薬剤師に転職する場合はもちろん、薬剤師からMR、学校薬剤師などに転職する場合も、転職サイトや転職エージェントなら効率良く転職活動が進められます。

薬剤師として十分なキャリアや実績を積んだ人が転職活動するなら「マイナビ薬剤師」「ヤクジョブ」などの薬剤師向け転職サイトの利用がおすすめです。薬剤師のスキルや資格を求めている企業や病院、ドラッグストアなど多くの求人が集まります。

転職を成功させるなら、転職の軸・目的を事前にはっきりさせておくことも重要です。「今の職場の何が不満なのか」「転職先に何を求めるか」「複数ある希望条件の何を優先するのか」といった点について、自己分析を進めることでミスマッチを防ぎやすくなり、自分に合う企業選びが進むようになります。

今回紹介した薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを利用し、希望条件に合った転職先を探してみてください。