DLP（Data Loss Prevention）
DLP(Data Loss Prevention)とは、企業が保有する機密情報の漏洩や紛失を防止するためのソリューションです。
DLPの特徴は、データ自体を監視の対象とすることです。正規表現やキーワードの指定、フィンガープリントによって、機密情報を自動的に判別し、操作を監視します。不正な操作を検知した場合には、操作をブロックし、管理者へ通知することで、機密情報の持ち出しに対して即座に対処することができます。
また、データを扱う際のポリシーを事前に設定し、利用制限を設けることでデータを保護する点もDLPの特徴の１つです。代表的な保護機能としては、データの暗号化、更新・印刷・メール送信の禁止などがあり、これらの機能をデータやユーザに応じて柔軟に設定することが可能です。製品によっては事前にデータ分類が必要になるものもあり、企業は自社の環境に合わせた機密レベルの定義が必要になります。
