用語集

SD-WAN

作成者: GRCS|Aug 8, 2024 10:37:18 AM

SD-WANとはネットワーク構成をソフトウェアで定義・制御するSDN(Software Defined Network)技術を、WANに適用する技術を指します。従来の物理的なネットワーク機器(ルータ、スイッチ等)で構築したWAN上にソフトウェアなどを利用して仮想ネットワークを構築し、管理します。

昨今の状況下においては、会社や自宅などの様々な拠点からのネットワーク接続や、クラウドサービスなどの新しい接続先にアクセスする必要性が生じました。物理ネットワーク機器を利用した環境では、物理機器を直接設定し直すといった手間と時間がかかります。日々変わりゆく状況下においては、柔軟に対応できるようなネットワークの構成が必要でした。

SD-WANを利用すると、物理的なネットワークとは別に、ソフトウェアによって仮想ネットワークを構築し、構成・制御することができます。特に、SD-WANを利用することによって、企業の拠点間などWANを必要とするネットワーク構成であっても、遠隔に操作できるため柔軟に対応することが可能です。
さらには、SD-WANによってネットワークの状態や流れを可視化させることができるため、状況に応じて、混雑緩和のための調整など、トラフィックを適切に管理できることも特徴です。